最新アルバム『Music To Be Murdered』がリリースとなったエミネム。自身のSNSを通じて参加を呼び掛けた“ゴジラチャレンジ”が世界的な盛り上がりを見せている中、その楽曲「Godzilla」のリリックビデオが公開された。
2月26日にエミネムは、#godzillachallengeというハッシュタグを付け、自身のSNSに投稿した動画で自慢の“超高速ラップ”を披露。「ゴジラチャレンジの始まりだ。挑戦するのは誰だ?リポストしてくれ。俺が気に入ったヤツには賞品をやるよ」と“超高速ラップ・チャレンジ”を呼び掛けたが、現在までにこの動画はインスタグラムで767万回、ツイッターで445万回を数え、トータルで1,000万回を超える再生数を記録している。
YouTubeやTIKTOKなどの動画プラットフォームでは、世界中の人々が超高速ラップに挑戦する動画が次々とアップされ、TIKTOKではハッシュタグ #godzillachallengeが付いた動画再生数は、2月28日時点で2,300万回を超えていたというから驚きだ。
最近では、「ラップではかなわない」とばかり、キーボードのタイピングでゴジラチャレンジに挑む強者が現れたり、ビズ・マーキーやトゥイスタといった“早口ラップ”で名を馳せたベテラン・ラッパーたちもチャレンジへの参加を表明するなど、今や一大ムーヴメントとなっている。
また海外のメディアでは、エミネムがこの楽曲「Godzilla」で自身の持つ超高速ラップ記録を更新したのではないか、と報じられている。というのも音楽情報&歌詞サイトGeniusによると、今回「Godzilla」でエミネムは31秒間で224語(330音節)をラップしており、1秒あたりで換算すると7.23語(=10.65音節)になるという。これは、2013年にエミネムが「Rap God」で記録した1秒あたり9.6音節、また2018年にニッキー・ミナージの楽曲「Majesty」に参加した際の記録、1秒あたり10.2音節を上回り、過去最速の記録となるそうだ。
残念ながらギネスブックには認定されていない非公式記録ではあるが、50歳を前にして今尚進化し続けるエミネムには、もはや脱帽するしかない。
MTV NEWS