自動車業界は大きな変革期を迎えており、自動車は未来に向けた変化を求められています。そうした時代の変化にとらわれず、高性能スポーツカーの世界的なベンチマークであり続けているのがポルシェ「911」です。
初代から数えて8代目となる現行型「911(タイプ992)」は、2019年に登場した「カレラS」と「カレラ4S」を皮切りに、2020年3月にはハイエンドモデルである「911ターボS」、5月には「911タルガ4S」をリリース。ラインナップを拡充しました。
そんな最新世代の「911」シリーズに、「911ターボ」と「911ターボカブリオレ」が加わりました。「911ターボ」は、どの世代も並外れた能力によって多くのスポーツカー好きを虜にしてきましたが、新型「911ターボ」と「911ターボカブリオレ」は歴代モデルと同様に高度なパフォーマンスを発揮しながら、実用性や効率性を兼ね備えたモデルとして注目すべき存在と言えるでしょう。
スタイルはこれまで以上に力強く、精悍な印象が強調されました。
電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラーや可変リヤスポイラーといったアイテムを備えることで、エアロダイナミクス特性の最適化と冷却性能の向上を実現します。
グッと張り出したフェンダーまわりのワイドな造形や、窪みの入った個性的でダイナミックな形状を持つフロントフードは、初期の「911」を彷彿とさせるもので、見た目からも完璧なスポーツカーであることを主張しています。
パワーユニットは、3745ccの水平対向6気筒エンジンに電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを組み合わせ、最高出力は先代型を40馬力上まわる427kW(580PS)を発生します。
最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用したことも相まって、応答性、パフォーマンス、トルク特性、吹け上がりなどすべてにおいて格段の進化を遂げました。
車内はスポーツカーらしい躍動感を漂わせながら、日常的なシーンにおける扱いやすさを両立しています。
中でもPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)は、高解像度の10.9インチタッチスクリーンディスプレイを採用し、さまざまな機能が簡単にコントロールできるようになりました。
この他にも14ウェイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、BOSEサラウンドサウンドシステムといったアイテムを備えるなど、スポーツ性だけでなく快適なドライブが楽しめる能力もしっかりと追求されています。
ポルシェ「911ターボ」は、スーパースポーツカーの代名詞であり、最強のロードカーであることは間違いありません。
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