「あなたの内なるシークレット・エージェント魂を目覚めさせ、トレーニングを完遂せよ」
ダニエル・クレイグにとって、5作目にして最後の出演作となるジェームズ・ボンド映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が今年、2020年4月に封切られます。
かの名作アクション映画の伝統に対しダニエル・クレイグがいかなる貢献を及ぼしたか…について、今こそ語るべきときではないでしょうか。
ジェームズ・ボンドという、もはや偶像とも呼ぶべきキャラクターを演じるにあたってダニエル・クレイグが持ち込んだ新機軸とは、「あの見事に鍛え上げられた肉体である」と言えるでしょう。実生活において健康問題を抱えているときでさえ、そしてケガで負傷しているときでさえ、彼はその役を演じ抜くための過酷なトレーニングを欠かすことなどなかったに違いありません。
前作、『007 スペクター』が2015年に公開された際、メンズヘルスUS編集部では「ダニエル・クレイグの筋肉増強トレーニング」と題し、最強のスパイとしての肉体づくりの秘訣を記事にしました。当時のメニューは、まず全身を鍛えるパワーサーキット、それからより強靭な肉体を形成することを目的として、各種筋肉にフォーカスを当てた筋トレでした。
そんな筋トレに励んだクレイグがもたらした最大の部位と言えば、やはりあの見事に厚くなった胸…あの胸筋ではないでしょうか。
『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)においては、もはや「圧巻」としか言いようのないシーン…肉体から水をしたたらせながらビーチに現れたあの瞬間を思い返さずにはいられません。
「Buff Dudes Workouts」で人気を博すYoutuber、ブランドン&ハドソン・ホワイトによってあのシーンを称えるべく考案された動画「007流の上半身トレーニング」なども出現しました。
大胸筋上部を鍛えるダニエル・クレイグ流の筋トレ5種
「ダニエル・クレイグ流トレーニングをやってみると明らかですが、とにかく胸筋上部を徹底的に鍛える内容となっています。筋肉を鍛えることは、そう簡単なことではありません」、とブランドンは言います。
「007シリーズと言えば、ボンドガールの存在がかなり大きいと言えますよね。水の中から色っぽく登場するのは、普通であればそのボンドガールです。しかし、『007 カジノ・ロワイヤル』に限って言えば、水に濡れた姿で現れて『ハッ』とするのはダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドなのです。しかしあの身体を見れば、それも納得というものでしょう。実に見事な肉体美でした」とハドソンさん。
そして、「あの身体をつくり上げるのは、そう容易いことではありません」と再び語ります。
このクレイグの胸筋に触発され、さらに胸筋上部に磨きをかけたいと願う方のために、「Buff Dudes Workouts」が行っている筋トレメニューを紹介しましょう。彼らがいかにしてこの秘密のトレーニングを知るに至ったのか…は、そこには明かされていません。ですが、ダニエル・クレイグのトレーニング パートナーであるサイモン・ウォーターソン氏が紹介していた鍛え方も、そこに取り入れられているとのことなので、ご期待ください。
【1】インクライン ベンチプレス
…10レップ × 4セット
【2】プルアップ(懸垂)
…10レップ × 4セット
【3】インバーテッドロウ(斜め懸垂)+ インクライン プッシュアップのセット
…10レップ × 4セット
【4】インクライン フライ
…10レップ × 4セット
【5】ストレートアーム プルダウン
…10レップ × 4セット
外部リンク