子どものときから受けてきた姉妹差別。母は私たち姉妹の子どもにも差別を――
完璧に平等はたしかに難しいのかもしれないけど、どちらも可愛いと思っているよって言ってほしかった。
けれど母の中では平等の前に、私と私の子どもは“いない”もののようです。
子どもたちに、私のように卑屈な思いはさせたくない。嫌な思いをさせる祖母なら、子どもたちにとってもいない方がましなのでは?
母が私たちをいないものとするのなら、私たちも母をいないものとしないといけない。私が背負ってきたトラウマを絶対子どもたちに感じさせてはいけないのだ。
祖母と関わりがないことで子どもたちが悩む日が来るかもしれないけれど、傷つけたくないと考えたのです。