実両親や義両親がこれから満60歳の還暦を迎えるご家庭では、家族みんなでお祝いしようと思っている人もいるはず。ある投稿者さんも義父の還暦祝いに招かれているそうですが、「行きたくない」と相談しています。
『義母が「義父の60歳の誕生日会しよう」って言っている。私たちも行く前提で話しているけれど行きたくない! まぁまぁいい値段するプレゼント買ったからそれでよくない? 外食になったらもちろん費用は私たち持ちだし年末にそんなお金を使うのなら自分の子どもに使うわ! 大して何もしてもらっていないどころか孫差別までしてくる。初対面で私の故郷をバカにした義父にそこまでする義理ないんだけど。「60歳なんだからプレゼント高い方にしたら」なんて言うんじゃなかった!』
交通費、プレゼント代、食事代などお祝い事ともなれば出費がかさみますよね。投稿者さんは、義父に今までされた失礼なことが頭をめぐり、なおかつお金もかかることから還暦祝いに出席したくないそうです。この投稿にたくさんのコメントが寄せられているのでご紹介します。
一方的なお祝いの要求に納得いかない
『うちも毎年誘われてうんざり。しかも義父が連絡してくる! 「誕生日だからー」って。親戚も集まってプレゼントと食事会。親戚の集まりが面倒だからだいたい前日か一週間前には訪問してプレゼント渡しているのに当日も集まろうって連絡してくる。どれだけ祝う気だよ。私なんて誕生日会もないのに!』
お互いの誕生日や人生の節目の記念日をお祝いし合ったりする仲であれば、当然相手のお祝いもしてあげたいけれど、「祝ってもらうだけ」の義両親に「納得がいかない」と感じる方は多いようですね。投稿者さんは、自身の子どもの出産祝いや七五三などでも何もお祝いをもらえず、投稿者さんのご家庭で食事代などの費用などを負担したため、なおさら義父のお祝いをしたくないと感じたのだとか。
節目のお祝いは盛大にやりたいと思っているのかも
『還暦なら子ども(旦那)が計画してあげたら良くない?』
『還暦のお祝いは別物と思うけど……』
『てか、還暦のお祝いこれは行った方がいいかも~。私も行ったし、節目のお祝いは我慢して行くのも悪くない』
コメントの中には、1年に1回ある誕生日祝いではなく、人生で1度の還暦祝いなので参加してお祝いしてあげた方が良いのでは? という声もありました。いくら不満があったとしても旦那さんの実の親。旦那さんが還暦祝いをしてあげたいといえば、「一生に1度だし」と割り切る方が大人な対応なのかもしれませんね。
お祝いをすることで投稿者さんの優しさに義両親が気付くかも
『普段からの関係にもよるよね。優しくした分何かで返してくれるのならいいけれど、たかられるだけなら素直にお祝いできないもの。意地悪な義父母なら、還暦だから何? って思ってしまうわ』
義両親といがみ合っていても溝は深くなるばかり。今回還暦祝いを欠席すれば、家族の溝はもっと深まることでしょう。人に好きになってもらうためにはまず自分から歩み寄る必要があるのではないでしょうか。義父に今までの言動を改めてもらいたいと思ったら、まずは自分から歩み寄るのも1つの手段なのではないでしょうか。
「行きたくない」と旦那さんに相談してみては?
『旦那さんに「行きたくない」と自分の気持ちを素直に伝えてみたらどうですか? 私は遠慮せず「あなたの親とは合わないし、いつも偉そうに命令ばっかりされて行くと嫌な思いしかしないから、正月とお盆・お彼岸以外は行きたくありません」と伝えています。近くに住んでいますが、ほとんど会いに行きません』
それでも自分や子どものお祝い事をしてもらえなかったという怒りが勝るようであれば、旦那さんに自分の気持ちを訴えるのもありという意見も。もちろん旦那さんにとっては、実の親なのですから言葉選びは重要でしょう。一方的な不満だと受け取られないよう、事実を中立の立場で伝える努力をするのが良さそう。さらに、義実家とのお付き合いは日常的に続きますので、どんな関係性でいたいのかを自分の中で整理すると、今後の対応がクリアになってくるかもしれませんね。
文・物江窓香 編集・木村亜希