小さな子どもを抱えて、家事に育児にとママたちは毎日頑張っています。家事も育児も立派な仕事……のはずなのに、世の中には家事や育児は仕事ではないと言い放ち、頑張って家事育児に奮闘してるママのちょっとしたことに言いがかりをつける旦那さんがいるようです。
『息子を寝かしつけてるときに寝落ちしただけなのに旦那に怒られた』
子どもの寝かしつけをしていると、ママも一緒に寝落ちてしまうことってありますよね。筆者も何度子どもと一緒に寝落ちてしまい、目が覚めたときにやり掛けの家事が山積みになっていて青ざめたことか。
一緒に寝落ちてしまうほどママだって疲れているのに、このような旦那さんの心ないひとこと。ありえません!
旦那さんの帰宅が遅くても起きてないとだめ?
子どもの寝かしつけのときに一緒に寝てしまい、旦那さんが帰ってきたことに気づかなかった投稿者さん。投稿者さんに対し旦那さんの言い分は、「自分は仕事をしてきているのにどうして先に寝てるんだ」というものでした。
投稿者さんは普段は起きて旦那さんの帰りを待っているのだそうです。それなのにこの一度のことを許さずネチネチと投稿者さんを責める旦那さん。これってどうなのでしょう。
家事も育児も立派な仕事なのに……
『「おまえは仕事してないよね? ただ家事と育児してるだけだよね? 家事を済ませて子どもが寝たらあとは自由でしょ? せめて起きてろよ。おまえが自由にしてる間、俺は仕事してるんだからさぁ。寝落ちする意味が分からない。明日は今日より帰り遅いけど起きてろよ。寝てたら今日よりキレるからな。」って言われた』
旦那さんのこの言葉に筆者だけでなく、BBSにいたママたちもびっくり! ふつふつとこみあげてくるこの行き場のない怒りをどうしたらいいのでしょう。
家事と育児を頑張っているのに、少しの合間に休むことも、好きなことをすることも許されないなんて……。
しかも今回の場合は不可抗力から起きたことですから、この言い方はないですよね。むしろ疲れていることをねぎらうぐらいでないと……と怒りがまたこみあげてきてしまいます。
怒り心頭……ママたちの声は
『明日実家に帰っちゃえばいいよ』
『面倒で小さい男だね。寝てるところをわざわざ起こす時点で終わってる』
BBSに居合わせたママたちは、モラハラ発言をする旦那さんに対し腹が立って仕方ないという様子です。
ママは家事と育児がある限り、完全に丸一日お休みの日なんてないわけですよね。だからこそ細切れに休むのに、それを許されなければいったいママたちはいつ休めばいいのでしょう。
旦那に家事・育児をやってもらおう
『休日に家事育児やらせてみたらいいよ』
『あったまくるね! 投稿者さんはこれから土日にバイトに行くといいよ。それでその間、旦那に育児と家事やらせて、「育児と家事だけ」なんだからやれるでしょって言ってやるといいよ』
この手の発言をする旦那さんには、今の状況を把握してもらうのが一番です。子どもの世話をしながら家事をすることがどれだけ大変かを身をもって体験しないと理解できないのでしょう。そこまでしないと分からないなんて何とも残念な話です。
家事と育児だけだと旦那さんはいいますが、名前のつかない家事がその中にどれだけあると思っているのでしょう。休んでいるように見えるときでも、晩ごはんの献立を考えたり、明日の予定について考えたりして、名前の無い家事にママたちはいつも追われているのです。
思いのほかにあるある……。そりゃないよ旦那さん
『同じ経験ある。直接寝るなとは言われないけど「何食べたらいいの!?」と不機嫌そうに言われ、あとは話しかけても無視された』
『うちの旦那も一緒。寝てるところ起こしに来て「起きてろ」って怒られるか、次の日の朝に愚痴愚痴言われる』
信じたくないことですが、やはりこのようなひどい発言をする旦那さんは一定数いるようです。旦那さんの仕事に対する言い分も分かりますが、寝落ちてしまうほどの状況をどうして理解しようとはしてくれないのでしょう。
寝ててもいいよという旦那さんたち
『「寝てなよ」って言われる。寝落ちしても何にも言わない』
『うちは夜中でも旦那が帰ってくるのを待って起きてたら、「寝とけば良かったのに」って言われてた』
深夜だろうが明け方だろうが、俺様が帰るまで起きていろと迫る旦那さんもいれば、寝てていいよと言ってくれる旦那さんもいます。寝てても文句のひとつも言わない旦那さんたちに気持ちが救われました。
旦那さんをないがしろにしていいわけではないですが、やはり生活スタイルというのは家族が増えるごとに変化するものです。子どもにも旦那さんにも合わせていたら、ママの体は持たないですよね。
話し合うか諦めるか。難しい選択が迫られる
家事や育児はどれだけ頑張っているかが分かりにくいので、旦那さんにしたら自分は外で必死で働いているのに……と言いたくなるのかもしれません。しかし、それに付き合っていては本当に体を壊してしまいます。
もし可能であれば、旦那さんと話し合って歩み寄るのが一番ですが、それが難しい場合はご両親などの第三者の方に相談し、間に入ってもらうといいかもしれません。
子どもを寝かしつけて一緒に寝落ちしたことぐらい、なんてことはありません。どうかご自身を責めないでくださいね。家事や育児の大変さを旦那さんが少しでも理解し、受け入れられる器の大きさを見せてほしいものです。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ