産後初めての育児で慣れないことが連発する中、赤ちゃんのために日々育児スキルを上げていくママ。一方「できない」「わからない」と尻込みしてママ任せにしようとする旦那さん。この姿にイライラした経験は、産後のママたちにとって「あるある話」ではないでしょうか。
今回はママスタBBSに寄せられていた産後3ヶ月のママからの相談を取り上げます。
『3ヶ月の息子がいます。旦那は息子が機嫌の良い時にしか相手をしません。眠くてぐずりだしたら、「寝かしつけてあげて」。おむつが濡れたら「おしっこしてるよ」とバトンタッチ。育児の楽しいとこだけやって俺は育児していると言われるとモヤモヤするんだけどそれが普通なのかな?』
先輩ママたちからの「あるある!」という声が聞こえてきそうなこの相談。経験者だからこそのアドバイスが盛りだくさんです。
まだ3ヶ月!赤ちゃんと一緒に旦那も育てよう
先輩ママたちからは「まだまだこれからだよ」という声がありました。今の旦那さんの様子を見てあきらめてしまってはダメということですね。旦那さんに積極的に育児に関わってほしければ、ママからも働きかけが必要なのでしょう。
『最初はそんなもんだけど、慣れていかなきゃね』
『言わなきゃいけない事はずっとずっと言い続けて洗脳する』
『ママがやった方が早いし上手いのは当たり前なんだけど、諦めたら終わりだよ』
『3ヶ月ならまだまだ先は長いしどんどん関わらせていけばやれるようになるよ。』
『まだ3ヶ月ならそんなもん。「パパ~!」と寄ってこられたら可愛くて仕方なくなるから、今よりいろいろやってくれるようになるよ』
育児するパパになる魔法のことば
何も言わずとも動いてくれるパパ、というのが期待できなくてもあきらめてはいけません。ママの理想のパパにするための、パパを育てる言葉を紹介します。
『オムツ濡れて渡されたら、「はい!頑張ってみよーパパ! これができないとパパ名乗れないよ~。ただの近所のおじさんだよ~」と笑顔で言う』
『「私だって育児初めてだし、何だって初めてはみんなできないけどやらなきゃ出来ないままだよ、私だけの子どもじゃないよね?」と言い続けたら、二人目は離乳食作る以外はなんでもしてくれるよ~』
『授乳以外(完母)は全て同じようにお世話してもらった。そうしないと男性は自覚する機会がなかなかないから。もちろん夜泣きしてようが同室。今は小学生だけど息子達と父の絆がすごい』
『子どもが大きくなったら「子煩悩で良いパパだったよと言ってあげたいから頑張れ!」と言う』
同じ経験をしてきたからこそ共感できるママたち
同じように育児をしない旦那さんに悩んできたからこそ、先輩ママたちはそっと寄り添える言葉をかけてあげられるのですね。
『旦那も褒めて育てなきゃならんのが子育ての一番めんどくさいところ』
『育児は2人でするものというのはわかってもらいたいよね』
『楽しくやってくれるところを大げさに褒めて感謝していくことかもね』
『最初はうまくいかなくても任せてみることだよ』
『旦那の機嫌がいいときに全部丸投げしちゃお~って思っているくらいがストレスにならないよ』
この相談に対して寄せられていたアドバイスは、旦那さんを責めるものよりも「パパになりたての旦那さんの扱い方」といったものが目立ちました。それはママたちが同じような経験をし、乗り越えられてきたからこその言葉です。
「なぜ、察してくれないの?」「言わなくても動いてほしい」。慣れない育児を自分なりに頑張るママは、同じように頑張ってくれるパパを期待するものですが、その期待を高く持つほど、ママたちが感じるストレスは大きくなってしまいます。そんな経験をした先輩ママたちからの教えは、「期待するより先に育てるがほうが早い!」。
この言葉は産後のママたちがすぐに理解するのは難しいかもしれません。でも産後の日々をストレスなく過ごすには、とてもおすすめの考え方ですよ。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ