冬になると外出が減りがちです。
暖房の効いたお家で糖質の多い食事を摂り、運動しない生活では、体に脂肪がつき糖尿病の原因に。
糖尿病を予防・改善するには食事を見直すことが必要です。
長年、糖尿病の治療を行っている栗原クリニック東京・日本橋の栗原毅先生に、いすに座ったままできる体操「座ったままウォーク」「もも上げ」について聞きました。
ながらでできる!いすを使った2つの体操
■体操1 座ったままウォーク
1日3セット 1セット1〜3分
【やり方】
①背筋を伸ばして胸を大きく開く
いすに座ったまま背筋を伸ばし、ひじを持ち上げながら胸を開くように腕を横に広げます。
②歩く動作を行う
歩くように腕を大きく振りながら、ひざも交互に上げます。
1〜3分間続けて行います。
■体操2 いすに座ったままできる「もも上げ」
1日3セット 1セット1〜3分
【やり方】
①背筋をまっすぐ
いすに座り前を向き、背筋をまっすぐ伸ばします。
背筋が伸びていることを意識します。
②両足を1回上げる
上半身はそのままで、両足を一緒に1回上げます。
上げたときに太ももの筋肉に力を入れます。
③片足ずつ上げる
今度は両足ではなく、片足ずつリズミカルに上げ下げします。
1〜3分間続けて行います。
取材・文/松澤ゆかり
栗原毅(くりはら・たけし) 先生
医学博士、栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶應義塾大学教授などを経て現職。著書は『名医が教える「本当に正しい糖尿病の治し方」』(エクスナレッジ)など多数。