バス・ソルト問わず、近年シマノルアーに次々と採用されているのが、”狂鱗”カラーと呼ばれるシマノのオリジナルホログラム。
●狂鱗カラーとは?
狂鱗カラーとは、超リアルなウロコのリアリズムを追求するため、生きたイワシのウロコをスケッチするところから始まったという、ホログラムデザイン。
ホンモノのイワシのウロコを採取して拡大しスケッチ、それをホンモノのウロコが配置されている間隔で作成した、ウロコ一枚一枚がしっかり輝く仕様になってるんだとか。
狂鱗カラーが登場して以来、様々なシマノのルアーに採用されてきましたが、またまた新たなルアーに追加されることに!
バンタム Btスピン【シマノ】
新たに狂鱗カラーが追加されることになった「バンタム Btスピン」。
サイズ:45mm
ウエイト:14g/18g
カラー:12色
本体価格:1,450円
しっかり泳ぐスイミングスピンがキャッチフレーズの「バンタム Btスピン」。ボディが動かずブレードの回転だけで泳ぐのではなく、ブレードの振動にも負けないボディ設計でシッカリ泳ぐことが最大の特長。
バーチカルな縦の釣りや投げて巻くだけの横の釣りにもレスポンスよく対応することができるルアーです。
バイブレーションとスピンテール系ルアーが融合した「バンタム Btスピン」
「バンタム Btスピン」は新ジャンルという言葉が最も合うルアー。
1つのルアーでバイブレーションとスピンテール系ルアーのどちらの使い方もでき、フォールではスピンテール系のアクション、リトリーブではバイブレーションアクションということでワンキャストの中で全く違う攻め方ができるルアーです。
ボディはメタルではなく樹脂ボディが採用。
ブレードがルアーを後ろに引っ張る力と、アングラー側が手前に引く力でボディが動かないスピンテール系ルアーが多い中、「バンタム Btスピン」はボディを動かすために独特な形に設計されていることで、前側は大きくアクション。ブレードが後ろへ引っ張ることで、控えめなバイブレーションを演出させることができます。
この動きをすることで何がイイのか? タダ巻きでは説明している通り、バイブレーションを発生させます。フリーフォールで落としていくと非常に細かいピッチでボディを震わせながらフォールします。
よってタダ巻きとフォールで異なる2つのアクションを演出し、そのイレギュラーな動きにバスも思わずバイトしてくるという訳です。また、リフト&フォールをさせると、リフトでは大き目のウォブリングアクションを発生させ、フォールでは細かいピッチで振動しながら落としていくことが可能。
そんな、1キャストでバイブレーションとスピンテール系の2種の異なった動きを出せるルアーが「バンタム Btスピン」です。
ウエイトごとの使い分け&簡単チューンナップをご紹介
「バンタム Btスピン」は14gモデルと18gモデルの2タイプがラインナップされています。水深が浅い場合は14g、水深が深いシチュエーションや遠投したいような場面では18gというのがベーシックな使い分け。
ですが、もう1つオススメしたいローテーション方法がリトリーブスピードによる使い分けです。
マキモノ系ルアーで魚を反応させる状況というのは、イージーなコンディションと捉えがち…ですが、実際はレンジやリトリーブコース・スピードなど様々な要素が噛み合って本来の爆発力を発揮。
特にバイブレーションやスピナーベイトといった、中層を釣るルアーはスピードによって大きな釣果差を生むことが少なくありません。
夏の水通しの良い急伸な地形でサスペンドしていて、ベイトが通った一瞬だけスイッチが入るようなニュートラルなタイプの魚にはルアーを見せれば見せるほど見切られるため、水深に関係なく18gの重たいモデルをファストリトリーブで用いることが効果的とのこと。
逆に晩秋から初冬にかけての動きが鈍くなりだした魚は、いくらベイトに付いていてもスピードが速すぎると途中で追いかけることを止めてしまう魚が多くなります。
そのような状況では逆に軽い14gをチョイスし、リトリーブとフォーリングの中間的なリトリーブでボディのバイブレーションとテールブレードの回転の両方をしっかり感じながら追わせやすくすると、今まで攻めあぐねていたような中層でベイトを追いかけていたような魚も、しっかりとバイトまで持ち込むことができるそうな。
●簡単チューンナップ法とは?
「バンタム Btスピン」には純正で#8番のトレブルフックがフロントに装備。
リアにはブレードが取り付けられている為、他のルアーと違いフロントワンフックのみの仕様。
シルエットが小ぶりなため丸のみバイトが多く、ミスバイトやバラシは少ないタイプのルアーですが、極端にタフな状況や、狙っているサイズが大きい場合には、一番手フックサイズを上げ#4番に換装すると掛かり重視となりオススメとのこと。
カラーバリエーション
狂鱗カラーが追加されたことで、カラーは全12色となりました!
カラー紹介の前にカラーローテーションのキモをご紹介。「バンタム Btスピン」のカラーはメインボディカラー×ブレードカラーで構成されています。
ブルーチャートやワカサギなどの定番色もラインナップされていて、もちろん外せないカラーですが、「バンタム Btスピン」にのみラインナップされていた非常に応用範囲の広いカラーが「007アカキン」です。
バスフィッシングではあまり馴染みのないカラーですが、渓流やソルトフィッシングでは定番カラーのアカキンはフィールドや水質、季節を選ばない万能カラーです。
狂鱗カラーが追加され選択肢の幅が広がった「バンタム Btスピン」をぜひ!