2021年の今年、100周年という節目を迎えるご存知「シマノ」。
ロッドにリール、ルアーと注目のNEWアイテムが続々と登場中。中でも…個人的に大注目なのが本体価格24,000円、実売価格でいうと1万円台という圧倒的なコスパの「SLX」シリーズのベイトフィネスモデル。
バスはもちろん、流行の兆しのあるネイティブトラウトゲームや、ソルト対応のためライトロックに使えたり…と、どう考えても1台は持っておきたいリールなのです。
21SLX BFS
LEFTハンドルは2021年4月、RIGHTハンドルは6月登場予定
●FTB(Finesse Tune Brake system)搭載
ベイトフィネスモデルということで、気になるのはブレーキシステム。
今回ブレーキには上位機種の「アルデバランBFS」や「カルカッタコンクエストBFS」などに採用されている「FTB(フィネスチューンブレーキシステム)」を搭載。
FTBとは、マグネットブレーキのこと。
マグネットになることで、ブレーキパーツユニットがスプールから完全に切り離すことができスプールの軽量化が可能。
これによりピッチングが低弾道で行え、5gにも満たないような軽いルアーを思い通りに撃ち込めるようになるという訳です。
さらに、独自の機構により回転数に応じたマグネット位置制御が実現。これにより従来の遠心力ブレーキの特性に近づけることに成功し、ピッチング~オーバーヘッドまでトラブルレスで対応することが可能になっています。
投げ感は上位機種と変わらない
トーナメントでも積極的に使いたいリールです。
そう話すのは、ご存知「伊藤巧」さん。
その理由は、2.5〜3.5gのスモラバを低弾道でキャストでき、スキッピングでストラクチャーの奥へ正確にルアーを送り込めるという、上位機種に勝るとも劣らない投げ感とのこと。
ベイトフィネスリールに必要な機能はすべて揃っているんじゃないかな…とも。
●2万円台という圧倒的コスパ
これまで、ベイトフィネス用としてFTBが搭載された「アルデバラン」や「カルカッタコンクエスト」「スコーピオン」シリーズなどのリールは、いずれも3万円台後半以上の価格帯なのに対し、こちらは本体価格24000円で、実売価格でいうと18000円~19000円ほど。
伊藤巧さんをして、「複数台必要なときにこのコストパフォーマンスはありがたいですね」と。
品番:RIGHT、LEFT
ギア比:6.3
最大ドラグ力(kg):3.5
自重(g):170
スプール寸法(径mm/幅mm):32/22
フロロ糸巻量(lb-m):8-45
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):63
ハンドル長(mm):42
ベアリング数BB/ローラー:5/1
メーカー希望本体価格(円):24,000
品番:XG RIGHT、XG LEFT
ギア比:8.2
最大ドラグ力(kg):3.5
自重(g):170
スプール寸法(径mm/幅mm):32/22
フロロ糸巻量(lb-m):8-45
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):82
ハンドル長(mm):42
ベアリング数BB/ローラー:5/1
メーカー希望本体価格(円):24,000
※XG=エキストラハイギア仕様
実売価格で考えると、2台購入しても4万円もしない「21SLX BFS」。実釣で使い込んでみてはいかがでしょうか。