なんと7年ぶり。
それだけ、前作の完成度が高かった…とも言えるシマノの名機「カルカッタコンクエスト」が2021年、ついにリニューアル。
21 カルカッタコンクエスト
100/100HGは2021年3月、200/200HGは4月、101/101HGは5月、201/201HGは6月登場予定
巻き心地・キャストフィールが向上+コンパクト
シマノフィールドテスター黒田健史さんをして、今年一番の完成度の高さと言わしめる「21カルカッタコンクエスト」。
巻きモノ系リールとして定評のある14カルカッタコンクエストとどこがどう変わったのか…ポイントは3つ。
●巻き上げの感度、パワー、フィーリング
マイクロモジュールギアに加え、バス用では初めての搭載となる「インフィニティドライブ」が搭載。先行してソルト系のリールに使われていて、端的に言うと、「より力強く、軽い巻き上げを実現するための独自の機構。
インフィニティドライブが搭載されたことで、負荷がかかった状態でもその巻き上げはかなりラクだという。
●キャストフィール
さらに、大きく変わったポイントとしては「マグナムライトスプールⅢ」が搭載されたこと。
強度はそのままにスプールを肉薄化、さらなる低慣性化を実現。遠投性能に加え、軽い立ち上がり、軽快な伸び、トラブルの少なさが従来に比べ向上。より軽い、小さいルアーをストラクチャーの奥の奥へ、低い弾道で撃ち込むことが可能に。
●コンパクト
特筆すべき点がもう一つ。コンパクトになったと話題になった14カルカッタコンクエストでしたが、21モデルではさらにロープロ化、よりコンパクトに。
コンパクトになったことで、しっかり握り込むことができ、またスプールの高さが低くなったことで親指への干渉が軽減、手首の自由度が増しているとのこと。
田辺哲男氏によるインプレ
大径ギアと屈強なボディが生み出す力強い巻き上げはカルカッタコンクエストならではのもの。こと巻きの釣りにおいては全幅の信頼を置いている。何者にも媚びず独自の領域を磨き、その他の部分も確実に進化したこの巻き上げ性能は絶賛に値するね。インフィニティドライブの効果は、引き抵抗の大きいルアーほどリアルに感じられる。高負荷をモノともしないパワフルな巻き上げは、カルカッタコンクエストでしか味わえない感覚だね。
最良のコースに一投で撃ち込めること。これが僕の考える“釣れるリール”なんだよね。なぜなら、それができるか否かで、その後の釣りが変わってくるから。21カルカッタコンクエストは各部が進化したことに加え、ボディがロープロ化されて親指を浅い角度でスプールに添えられるので、手首を自由に使った精度の高いキャストが可能になった。思い通りにキャストできるという信頼があるから、その後も果敢に撃っていけるんだよね。
今のところ100と200の2サイズ、それぞれ右左とノーマル・ハイギアの8機種が登場予定。
スピーナーベイトやクランクベイトなどの巻き中心のタックルにいかがでしょうか。