cat_19_issue_oa-lionsnews oa-lionsnews_0_svevgtxoawws_異国からライオンズを愛し続ける男・クリス・カーターの今(上) svevgtxoawws svevgtxoawws 異国からライオンズを愛し続ける男・クリス・カーターの今(上) oa-lionsnews 0

異国からライオンズを愛し続ける男・クリス・カーターの今(上)

2020年11月24日 17:29 西武ライオンズ

ライオンズファンの皆さん、こんにちは。
こちら西武ライオンズ広報部です。
シーズンが終わり、ライオンズの試合がない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
先週は今季ライオンズのために頑張ってくれた助っ人外国人のコメントを紹介しましたが、過去に在籍した外国人選手の中でも特にライオンズを愛し続けてくれる男がいます。
有難いことにオンラインにて彼と繋がる機会を得ましたので、ぜひ彼の近況を知ってもらいと思いこの場を設けさせていただきました。少しでもホットな気持ちになっていただけると嬉しいです。

それでは「助っ人外国人の今は?」企画の第1弾、クリス・カーター編(上)をご紹介します!

ナーバスだった飛行機の中


時は2012年の1月下旬。埼玉西武ライオンズと契約を結んだクリス・カーターは、米国から日本に向かうフライト中、不安を覚えていた。初めての異国でのプレー、単身での渡日だから無理もない。「西武は伝統ある素晴らしい球団であることは知っていた。けれど自分にとって初めての経験。実はナーバスになっていましたね。日本に挑戦して成功しなかった選手も多くいたと聞いていましたから」。カーターはその機内から米国に1人残したエミリー夫人に「今、とても心配なんだ」とメールを送ったという。日本に到着すると、携帯電話には「頑張って全力を出すしかないわよ」と夫人からのメッセージ。勝負強い打撃と数々のパフォーマンスでチーム、ファンにも根強く愛された助っ人の船出は、意外にも大きな不安と同居していたようだ。

彼らと出会った瞬間に


しかし、カーターの曇った気持ちは時間をかけることなく杞憂に終わる。
「出陣式ではファンの歓迎ぶりが素晴らしかった。緊張が解けてチームの一員になった気がした」。カーターは当時の気持ちの起伏を、ローラーコースターの上昇に例え「西武でプレーすることが一気に楽しみになった」と回想する。



チームメイトは優しかった。南郷キャンプが始まり間もないころ。中島裕之(当時登録名・現読売巨人軍)に通訳も交えて食事に誘われた。「もちろん野球の話はしましたが、彼はウィットに富んで話してくれました」と当時の気遣いを感謝する。

思い出を語り出すと話は止まらない。「栗山サンは知られていないかもしれないけど本当に面白い人なんだ。英語でジョークを言うんです。外国人選手同士で話しているとき、どこからともなくやってきた彼は‶I think so〟(僕もそう思うよ)なんて言ってね(笑)。
中村サンはいつでも笑顔が素敵で外国人を歓迎してくれた。星(孝典)も仲が良かった選手の一人。彼には『カーター、秋山の事‶ウナギイヌ〟って呼んでよ』ってよく言われたけどその理由は最後まで分からないままでした(笑)」。
楽しい記憶は8年経っても鮮明だ。

ライオンズデビュー戦で…


そんなカーターは膝に故障を抱えていた。開幕してからしばらくファーム暮らしが続いたが6月30日に一軍登録。翌7月1日は「ライオンズ・クラシック2012」として稲尾和久さんの生誕75周年を記念し、選手全員が24のユニフォームを着用して臨んだ試合にカーターは代打で出場。日本ハムの宮西投手から見事レフト前に適時打を放ち、晴れてライオンズデビューを果たした。


このインタビューはオンライン上で行われたが、「カーターさん、もしかして今あなたが着ているそのユニフォームって?」と尋ねると笑みを浮かべながら頷いた。左肩には24の数字。思い出のユニフォームでこの取材に臨んでくれたのだ。

チームを離れてからもずっと「ライオンズの事を考えている」と話すカーター。
その大きな理由の1つはライオンズファンの存在だろう。
カーターは西武ファンについて力説する。

「ファンとは全力を尽くしたときにサポートしてくれるものかと思っていたが、どんな時でも1球1球歓声を送ってくれる。野球への愛情、選手への愛情を存分に感じたんです。トランペットや太鼓の応援も素晴らしかった。アメリカでも取り入れてほしいです(笑)」

そしてカーターへの愛が深まった


そんなカーターはお立ち台で「ライオンズファンサイコー、オツカレチャン」など声高らかに叫び、日に日にファンの心をわしづかみにしていく。カーターは熱血漢でいて実はスタンフォード大学を卒業したインテリジェンスでもあった。その頭の良さと人間臭さが相まってチームを一つにまとめたカーターの‶演説〟が行われたのは2012年8月23日。ベーブ・ルースもプレーしたと言われるカーターにとっては伝説の球場、夕焼けが浮かぶ埼玉県営大宮公園野球場のベンチ前。
2連敗をして迎えた福岡ソフトバンク戦の試合開始前、カーターは声高らかにナインに向かって叫んだ。

(つづく)

西武ライオンズ広報部
(広報部員コラム)

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新コーチ就任!

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

11月11日、3人の新コーチ就任会見が日南海岸南郷プリンスホテルで行われた。
オンライン会見という形での実施だったが、各コーチはそれぞれ強い意気込みを語ってくれた。
各コーチのコメントと会見の模様を紹介しよう。


〇二軍投手コーチ 大石達也コメント
コーチの打診をいただいた時は率直に驚きました。
コーチ経験はありませんが、自分自身勉強しながら、選手とともに成長していけたらと思っています。


〇二軍打撃コーチ 高山久コメント
(自身が経験していた)育成アマチュア担当(スカウト)が関わった選手を見させていただくので、しっかり責任を持って指導していきたいです。
一軍(の舞台)に少しでも早く食い込んでいくことができるような選手を送り込んでいきたいと思います。


〇二軍内野守備・走塁コーチ 鬼﨑裕司コメント
これまで選手とはコミュニケーションを意識してやってきましたので、今後もその部分を意識して選手と接していきたいです。
二軍の中から一人でも多く一軍の舞台で躍動する選手を育てていきたいです。


西武ライオンズ広報部

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子獅子の開幕カードはオリックス!いざ初Ⅴへ!

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

練習試合を含めた11回のゲーム機会で6勝5敗。
一方で1試合の平均得点が約6点、最高得点は18点を記録した打力。
チーム打率はゆうに3割を超え、にわかに〝山賊〟のにおいを漂わせるのは、埼玉西武ライオンズではなく、『埼玉西武ライオンズジュニア』だ。
親の顔を見て育つように、子どもたちも〝打ちに打って〟ここまで順調に調整を続けているという。
もちろん、打撃陣だけではなく、チーム防御率が3点台と安定する投手陣にも期待をしたい。

そんな彼らの晴れ舞台は、真冬に訪れる。
毎年、年末に行われる「NPBジュニアトーナメント」だ。
その組み合わせは去る11月12日に決まり、我らが埼玉西武ライオンズジュニアは、12月29日にオリックス・バファローズジュニアと初陣を迎えることになった。

悲願の初優勝を目指す同チームを率いるのは、2004年、08年に中継ぎエースとしてチームの日本一に貢献した星野智樹監督(現・ライオンズアカデミーコーチ)。
チームが発足してからの1ヵ月半を、「練習や練習試合を積み重ねていく中で、各選手の良いところも苦手なところも徐々に見えてきた。チームの結束力も日に日に良くなっています」と振り返り、「チームでまとまって練習する時間は限られているが、それぞれが課題に向き合ってどれだけ練習するか、それが今後の結果に繋がるのでは」と今後を見据えた。
 
悲願の日本一へ―。
2008年に日本シリーズ最終戦では強力ジャイアンツ打線を1回3人で抑え、勝利投手に輝いた左腕が、今度は日に日に頼もしくなっていく〝子獅子〟を率いてNPBジュニアトーナメントの頂点へ導いて見せる。


西武ライオンズ広報部

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度肝を抜いたギャレットの速球伝説

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

その直球に何度もメットライフドームが湧いた。
球団最速記録となる162㌔を計測した、リード・ギャレット。
常識破りのスピードと速く、鋭く落ちるスプリット。そのコンビネーションで開幕から相手打者を次々と打ち取っていった。
まさに「無敵」。素晴らしいスタートを見せてくれた。

「ただ、途中に調子を崩してしまい、苦しい時期もあった」と語るように、夏場は連打を食らうシーンも目立った。
母国に残した家族は最後まで来日をすることができず、ギャレットがキャンプインする直前に生まれた子どもの成長は、テレビ通話で感じる日々だった。
「家族に会えず寂しい気持ちもあった」と本音ものぞいたが、ギャレットは1年間、この異国で一生懸命腕を振り続けた。

「終盤は状態が良く、それなりにいい投球ができたかなと思うよ」と振り返ったギャレット。
10日、愛する家族の待つ母国へと帰っていったが、ライオンズファンには感謝の気持ちが溢れた。

「ライオンズファンには、『まずは1年間、応援してくれてありがとう』と言いたい。
今年は難しいシーズンだったけど、応援が力になったよ。自分にとって日本での初めてのシーズン。キャンプの初日から僕が思っていた以上に皆さんが温かくてうれしかったよ。感謝しています」

あのスピードには相手打者を仰け反らせ、ファンを沸かせる力がある。
あの常識破りな球速が、来年リニューアルされるメットライフドームのビジョンに踊ってくれたら、うれしい。

西武ライオンズ広報部

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このオフに修正して…ニールの決意

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

開幕からシーズン最後まで、いい時も、悪い時もあった。
それでも1年通してローテーションを守り続けたザック・ニール。
彼が中心となって投げ続けてくれたからこそ、チームは最後まで熾烈な戦いをすることができた。

「今年は(新型コロナウイルスの影響で)今までにないような変わったシーズンだった。
個人的にもなかなか思うようにいかなかったよ」と振り返ったニール。
昨年は12勝1敗ととにかく〝負けない〟エースだったが、今年は開幕から2連勝したあとはなかなか勝ち星に恵まれなかった。

「厳しいシーズンだったし、大変な時期が多かったね。
そんな中でも何とかシーズンを戦い抜くことはできたし、ローテーションを回ることができた」と続けたが、特に暑かった今季の夏場。序盤で打ち込まれてしまった時でも、何とか持ち直そうと静かに闘志を燃やす姿があった。

5勝8敗に終わった開幕投手の2020シーズン。
もちろんこれが本来の力ではない。
納得のいかない今季だったが、決して球速が出ていなかったわけでもない。

「最後まで怪我なく終わることができたのは良かったね。今年の課題はオフに修正するよ」と気合を入れた。

「ライオンズファンは、大きな後押しをしてくれた。ありがとう。
最後まで信じて応援してくれて感謝しています。
来年はクライマックスシリーズ、そして日本シリーズと今年以上の結果を残せるように頑張るよ!」

愛するファンに向け、帰国の途につく前にそう言ったニール。
昨年は、優勝旅行で訪れたハワイでも精力的にトレーニングをする姿があった。
もしかしたら、母国に帰ったニールは既に、来季に向けて始動しているかもしれない。


西武ライオンズ広報部

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大きく身体を反って…ノリンのトルネード投球

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

「ライオンズファンはベスト!」

そう言って10日に帰国したのは、ショーン・ノリン。
わずか5試合の登板に終わった今シーズンだったが、夏場、チームが厳しい時に先発ローテーションに入り、1球ごとに大きく変わる投球フォームで相手打者を困惑させた姿は
ライオンンズファンにとって新鮮な絵だった。

大きく身体を反らせ、トルネードのように投げる姿。
高速クイックで速球をコーナーに決める姿。
普段はやや物静かなところはあったが、球場までの電車が一緒になるとニコっと笑って手を振ってきた。ピンチを凌いだ時は、気合の入ったシャウトをしていた。
そんな数多くのギャップも素敵だった。

戦線から離れてしまった後、本隊の姿を少し遠くで見てきたノリンは「かなりのゲーム差からクライマックスシリーズあとわずかで出場できるところまでいったのは、良いチームである証拠だと思います」と話した。
そして、球場で、SNS上で触れ合ったライオンズファンの話に及ぶと「今シーズンは、有観客試合が実現できるかわからない中、ファンを球場で見られたのは(自分にとって)素晴らしい出来事でした。自分が出場した試合は少なかったですが、応援してくださったファンへ感謝したいと思います」と続けた。

ノリンが思うように、本来の見せることが叶わなかったシーズンだった。
しかし、その投球に我々も含め、ワクワクしたのは異例のシーズンのハイライトの一つでもあっただろう。

西武ライオンズ広報部

cat_19_issue_oa-lionsnews oa-lionsnews_0_n54f3joscicl_力強さ感じたスパンジーの存在 n54f3joscicl n54f3joscicl 力強さ感じたスパンジーの存在 oa-lionsnews 0

力強さ感じたスパンジーの存在

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

13日、帰国の途に就いたコーリー・スパンジェンバーグ。
開幕は一番打者として、2020シーズンのライオンズ初安打を放った。
シーズン通してパンチ力のある打撃、スピード溢れる走塁、そして内野と本職ではない外野もこなす器用さを見せつけたスパンジェンバーグ。
いつでも真摯に野球と向き合うその姿に、チームの信頼も厚かった。
そんなスパンジェンバーグのファンの皆さんに対する感謝の気持ちを紹介したい。


「僕たちはクライマックスシリーズに進出できなかった。この結果はライオンズファンの望みとは違うものだった。しかし、常にファンの皆さんは我々の後ろで後押しをしていただき、支えてくれた。ありがとう。
振り返ると今年は特殊なシーズンだったね。開幕が延期になり、約2カ月の自主練習期間があった。そしてこの時期まで戦いを続けるということは、普通はないね。
本当に例年とは違うシーズンだったと思うよ。」

西武ライオンズ広報部

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勝負強かったエルネスト・メヒア

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

数字以上に勝負強かった印象がある。
今季7年目を迎えたエルネスト・メヒアは開幕一軍からは外れたものの、シーズン中盤には4番を任され、土壇場での一発、ここ一番での一打で強烈な印象を残した。

そんなメヒアも14日に帰国の途についた。
「もちろん、クライマックスシリーズ進出を目指して戦ってきたけど、それが叶うことなく残念に思う。ただ難しい状況の中でもこうして応援いただいたファンの皆さんには心から感謝しています」。
ファンの存在を想いながらも、「個人的にも納得できるシーズンではなかった」と自らに厳しかった。

「また来年戻ってきて〝強いライオンズ〟として優勝を取り返したい。
もっとできる。来シーズン(ここに)戻ってこれるのであれば、100%以上の力を出したい」

強い口調でそう締めたメヒア。
チームメイトからは「メヒさん」「メヒ」と親しまれる、中心的存在。
またあの決め台詞「メヒアさまさまや!」がたくさん聞けることを願って、再会を心待ちにしたい。


西武ライオンズ広報部

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あなたに応援されたことに誇りを持って、きっと彼らは輝きます (広報部員コラム)

2020年11月17日 17:29 西武ライオンズ

冒頭から私事で大変恐縮だが、プロ野球に携わる仕事をさせていただき約3年が経過した。2017年の6月までは足繁くこのスタジアムに通ってきた、一ファンだった。
今現在、「チーム付広報」という立場で、彼らと多くの時間を同じ空間で過ごしてきてようやく、プロ野球選手という仕事の難しさ、厳しさ、そして彼ら1人ひとりが感じるプレッシャーというのを少しだけ、感じとることができるようになったと思う。


だからこそ、11月3日と13日は、シーズンで一番悲しく、寂しい日になるのは必然だった。ライオンズの勝利のために汗を流してくれた8人のレオ戦士に、来季の選手契約を結ばないことを通告したあの日。彼らの第2の人生に幸多きことを願い、あの日に感じたことをここに書き記したい。


こう言っては何だが、事務所に行くのさえ気が進まない重い朝だった。
薄暗い気持ちを抱えたまま、自宅の最寄り駅から乗り込んだ西武線の中で、色々なことを考えた。
広報としては、彼らのファンに対する感謝の気持ちや数々の思い出を、ここまで支えてくれた全ての方に届けなくてはならない。
その会話を選手たちとするのは通告を受けた直後。
心の整理などできる間などないだろう。
彼らのために、そして彼らを応援してくれたファンのためにどのような気持ちで通告を受けた選手と接すればよいのだろうかー。事務所に着くまでに答えはまとまらなかった。


13日の朝、一番乗りで事務所の扉を開けたのはスーツ姿の國場翼だった。
深々と頭を下げ、通告が終わった後は、こちらの心配をよそに自ら、様々な思い出を話してくれた。

「印象に残るのは自身のプロ入り初登板。三塁のブルペンを出た時、レフトスタンドのライオンズファンがものすごい後押しをしてくださった。ライオンズファンの方は本当に力強いな・・・。そう思いました」

昨年、優勝争いの真っただ中で挙げた初勝利ではない。國場にとって一番印象深いのは自分が一軍にいるときも二軍にいるときも、変わらず応援してくれたライオンズファンの声援だった。

そして、数々の思い出話をしながら、「泣きそうですね」と目を充血させたのは水口大地。
昨年は本職の内野だけではなく、外野の守備も練習したシーズンだった。代走、守備固め、そしてベンチからもチームメイトを鼓舞し続けた元気印の背番号0は、「チームが勝つことができれば、と思ってやってきました」とこれまでのライオンズでの生活を振り返った。

特に暑かった今季の夏。CAR3219フィールドではユニフォームを真っ黒にしながらも内野の中心で若手選手を盛り上げる姿があった。育成選手として入団し、支配下を勝ち取った後も、上手くいかず、落ち込むこともあった。
「そんな時もファンの皆さんの応援で、もっと頑張ろう、と思えた。ライオンズファンの皆さんにはどう感謝の気持ちを伝えたらいいのかわかりません」。
そう言って少し目線を逸らしたのは、水口コール〟が響いていたあの時のメットライフドームの光景をもう一度、心の中で思い描いていたからかもしれない。


まだ、1カ月後、2カ月後の自分を詳細に思い描きようがなかったあの時。
それでも、今まで応援してくれた人たちには感謝の気持ちを―。というのをどの選手からも強く感じ、ライオンズファンの存在に話が及ぶと、その言葉に自然と熱がこもった。
人生の中でも最も悔しく辛い瞬間であるはずなのに、心を込めて感謝の気持ちを口にする選手たちは、月並みな言葉になってしまうが、「プロ」そのものだった。

―大きな声で、強い気持ちで、無償の愛を届けてもらうー

そんな特別な経験は、この先、簡単には忘れようはない。
ライオンズファンからの大きな愛が溢れるあの声援はどの選手にも心の芯まで届いていた。


彼らを応援していただいたファンの皆さんはチームの勝利はもちろん、贔屓の選手のヒット1本、奪三振1つに大きな喜びを感じていただいたことでしょう。

彼らの人生はこれからの方が遥かに長い。
時には大きく揺れ、転んでしまいそうな時もあるかもしれない。

それでもファンの方々の温かい声援が心の中に残っている彼らは、第二の人生や新たなステージに挑戦していくうえで、大きなアドバンテージを持っていると言えるかもしれません。

各選手たちは、各々の心に刻んだ情景を誇りにして、
次のステージでもきっと、輝きを放ってくれる気がします。

西武ライオンズ広報部

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今季ラストの辻コメ…そして来年も!

2020年11月10日 17:29 西武ライオンズ

11月8日、日本一の夢は、昨年21年ぶりのV2を果たした地で消えてしまった。
終盤の猛追は遥か空高く飛んでいたカモメを遂にとらえ、その上に立ったのは束の間。辻政権4年目にして初めてのクライマックスシリーズ進出とならなかった。
仙台での2試合、そして千葉での1戦。ともにある力を注ぎ込んで勝つことができなかった。
壮絶の一週間を辻監督のコメントで振り返る。


11月3日 西武5―4日本ハム
流れ的には栗山の(同点)2ランで行けるという気になったよ。
どんな形であれ勝利はオッケーです。勝てて良かったです。
1点でも先に入れて戦っていけば、後ろにいいピッチャーがいるからね。
1点差や同点で出ていくのだから後ろのピッチャーはきついと思う。
9連戦の8試合目だからね、ここというところで踏ん張ってくれているよ。

栗山は2点先制されて、追いつかなければいけない場面で反対方向に叩き込める力があるんだから凄いよ。スパンジーもいい働きをしてくれている。
森にはバントのサインを出そうと思ったけど、本人の判断でやってくれた。
状況を考えて自分でやったんだよ。
増田はセーブ数の球団新記録かあ、おめでとう!頼りになるよ。
本当にタフだよね、流石だとおもう。

11月4日 西武10―3日本ハム

序盤の2イニングで8点は大きかった。
このカード、勝ち切ったことは大きいよ。

スパンジェンバーグの打球は力あるよね。
足も速いし、もっと日本の野球にアジャストできてくればさらに良くなると思う。
単独2位になったけどまだまだ気は抜けない。1試合1試合勝つしかない。
10月、11月と選手たちの頑張りでここまで来たので、この調子で頑張る。


 
11月6日 西武2-4楽天

浜屋はよかったと思うよ。
ちょっと詰めを間違っただけで、投球自体は良くなってきているよ。
3回は2死から2点だからね、もう少し慎重に頑張っていたら無得点でいけたのにね。
(これでロッテに並んだが)条件が一緒だから、今年の総決算で選手たちを信じて頑張るよ。

11月7日 西武6-6楽天

よう引き分けた。よく選手は頑張ってくれた。
野手も投手もここまで粘ってくれた。
1点1点少しづつやっと追いつけた感じだね。
明日は総力戦、勝つことしか考えていない。
全力で行く。

11月8日 西武2-8 ロッテ

(CS進出を逃し)残念だね。
今まで優勝をしてホークスにやられていたからね。
逆の立場でリベンジするチャンスがあったから残念。

6回に1点を取っていればね、まだまだ若い選手が経験をしないとね。
今回いろいろな選手が、しびれるようなところで経験をしたことで、1人ひとりがよく考えて上達してくれればいい。
今年に限っては先発投手が少し足りないところがあったけど、後ろのピッチャーで勝ちパターンが見えてきてここまで戦えたよ。

11月9日 西武2-6ソフトバンク

光成は先発投手陣の中では一番チームを引っ張っていってくれたよ。
よくなったのは力でという感じではなく、力みがなくなったところかな。
他のピッチャーもマウンドでもっと自信をもって投げてもらいたい。
そういう姿を見てみたいね。

今年はきつかった。なかなか借金が返せずにいて、返してからは戦うビジョンが見えてきた。
来シーズンは今年の経験を私も反省して、全員で頑張りたい。


そして試合後、辻監督は居郷社長より続投要請を受け、受諾。
来季もライオンズで指揮を執る。
これまでの悔しさを、辻監督とともに果たし、背番号85が高く宙を舞うその瞬間を楽しみにしたい。

西武ライオンズ広報部