仕事を切り上げ、迫りくる夕食の時間…。忙しい夕方のわずかな時間であれこれおかずを作るのは至難の技ですよね。今回はひと皿で栄養補給がばっちりな、豚肉とトマトの炒め物5選をご紹介します。加熱したトマトのトロッとした食感と、食べ応えのある豚肉との相性は意外にも◎!これから夏に向かって最盛期を迎える旬のトマトをたっぷり使いましょう♪
トマトたっぷりしょうが焼き
【材料・2人分】
豚こま切れ肉 200g、トマト 2個、オクラ 4~5本、しょうが 1かけ、たれ(しょうゆ、みりん 各大さじ1、砂糖 少々)、サラダ油、塩
【作り方】
1. トマトはくし形に切って耐熱容器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで約1分加熱する。
2. オクラはがくをぐるりとむき、斜め半分に切る。しょうがは半分をせん切りにし、残りはすりおろす。おろししょうがと、たれの材料を混ぜ合わせる。
3. フライパンに油大さじ1/2を熱して2のしょうがのせん切り、豚肉を入れて炒め、肉の色が変わったらオクラ、塩少々を加えてさっと炒め合わせる。
4. 2のたれを加えて炒め、全体に混ざったら1を加えてさっと炒め合わせる。トマトはレンジ加熱で半分火を通し、最後に加えて炒めることで、くずれにくくなる。
※電子レンジを使う場合は500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。
(1人分334Kcal、塩分1.7g)
トマトの赤とオクラの緑が目にも鮮やかな1品。オクラはさっと炒める程度に留めて、独特の歯ごたえを残しましょう。しょうがは半分はせん切りに、残りの半分はおろししょうがにすれば、味も食感も十分に楽しめますよ。
豚とトマトの卵炒め
トマトと豚肉に卵がからんでふっくら♪ 具は熱いうちに溶き卵に混ぜてから、再び炒めると簡単に半熟の卵炒めができますよ。
豚とトマトのスパイシー炒め
ナツメグなどのスパイスや酒を豚肉の下味に使用します。肉の臭みがやわらぐとともに、うまみもアップ。
トマトの豚キムチ
とろっとしたトマトがまた違ったおいしさに。キムチのピリッとした辛みがクセになります。
豚肉とトマトのしょうが炒め
しょうがやにんにくなどの薬味で奥深い味に仕上げます。みょうがもプラスすれば、より夏っぽいテイストになってGOOD。
トマトに含まれる「リコピン」は、カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、アンチエイジングなどへの効果が期待されています。リコピンは赤い色素で、トマトの皮部分に多く含まれていることから、皮ごと食べるのがおすすめ。またリコピンは油に溶けやすい特徴があり、トマトの炒め物は体内への吸収率的にも効率の良い調理方法といえます。
文=河野あすみ