食材をだしをきかせた煮汁で短時間煮る「さっと煮」。早いものは5分ほどでできるので、煮ものを作っている時間が取れないときにも重宝します。このさっと煮に欠かせない食材といえば、油揚げ! 数分煮るだけで大豆由来の香ばしい風味が煮汁に加わり、野菜の味を引き立ててくれるんです。油揚げがたっぷり煮汁を吸ってくれるので、やさしい味付けでOK。暑い季節は冷やして食べるのもおすすめです♪
水菜と油揚げのさっと煮
【材料・2人分】
油揚げ…1枚、水菜…2株(約60g)、煮汁(だし汁…1と1/2カップ、酒…大さじ2、しょうゆ…小さじ2、みりん・ゆずこしょう…各小さじ1)
【作り方】
1.油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、2cm四方に切る。水菜は3cm長さに切る。
2.鍋に煮汁の材料を煮立て、油揚げを入れてひと煮立ちさせ、水菜も加えてさっと煮る。
(1人分71kcal、塩分1.3g)
水菜と油揚げをだし汁で煮る定番レシピ。5分でできるから、思い立ったときにすぐに作れます。ゆずこしょうをきかせると大人の味に早変わり!
なすと油揚げのさっと煮
どちらも煮汁をよく吸ってくれる、なすと油揚げのコンビが最高。ちぎってのせた青じそがさわやかなアクセント。
もやしと油揚げのさっと煮
めんつゆでできるお手軽レシピ。油揚げがあれば、もやしだけでも満足度の高い一品に。もやしは加熱のし過ぎに注意して。
大根と油揚げのさっと煮
火を通すのに時間のかかる大根は薄めにカット。耐熱ボウルに調味料と大根、油揚げを入れて、ふんわりラップをかけてレンジへ。粗熱を取れば、味しみ煮もののできあがり!
キャベツと油揚げのさっと煮
キャベツの芯までおいしく味わえる一品。鍋で煮る際はキャベツの上に油揚げをのせて煮ると、油揚げのうまみがキャベツに移りやすくなります。
パパッと作れるさっと煮は、食卓がさみしいときのあと一品にも便利。ひと昔前の油揚げは油の香りやクセが強いものが多かったのですが、最近の油揚げは新しい油で揚げられているため、油抜きはしなくてもOKです。
文=齋藤久美子