冷えを感じる日が増えてきました。
それに伴い、腰まわりにズーンとした重みが…。
でもマッサージにも行けないし激しい運動はちょっと…とブツブツいっていたら、吉原先生が、超ラクチンエクササイズを教えてくれました!
教えてくれたのは▷腰博士/吉原 潔 先生
アレックス脊椎クリニック院長。医学博士。
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど脊椎内視鏡手術のスペシャリスト。
現役の整形外科医にして、スポーツトレーナーの資格も持つ、「鬼に金棒」状態で、プロアスリートからの信頼も厚い。
『脊柱管狭窄症自力克服大全』(わかさ出版)など著書多数。
自分で体を動かすことで、腰痛の9割は改善します
整形外科を受診する患者さんで最も多いのが腰痛。
そもそも一生のうちで一度も腰痛を体験しない人はいないとも。
腰痛は自分で体を動かさないと治りません。
重篤な病気やケガ以外の腰痛の9割は自力で克服できます。
寝ながらヒップリフト
■1▷寝る&両ひざを立てる
あおむけになり、ひざを立てます。
足幅は、肩幅くらいに開きます。
■2▷ひざを斜め上方に突き出す
息を吸っておなかをへこませながら、両ひざを斜め上方に突き出していきます。
肛門を締める感覚を意識して、そのまま3秒キープ。
そのあと、床につくギリギリまで腰を下げます。
5~10回繰り返します。
<ここがポイント!>「腰を上げるのではなく、ひざを突き出すことを意識して!」(吉原先生)
寝ながらかかとタッチ
■1▷両脚を立て、首を持ち上げる
すねがまっすぐ立つようにして寝ます。
首を肩甲骨から上に持ち上げます。
■2▷手を伸ばしてかかとをタッチ
右手で右のかかとをタッチ。
このとき、背中が浮き上がりすぎないように、腰を床に押しつけ、体が斜めに傾かないように意識しましょう。
左手でも同様に。左右交互に10回ずつ行ないましょう。
<ここがポイント!>「腹筋を意識して行ないましょう!」(吉原先生)
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<レタスクラブ20年11月号より>
撮影/田辺エリ イラスト/藤本けいこ ヘア&メイク/枝村香織 モデル/小林眞琴 スタイリング/伊藤順子 編集協力/smile editors