春に出回るとれたてのたけのこは、味も香りもバツグン! そんな旬のたけのこを使った料理が味わえるのは、1年でも今だけの贅沢です。そこで今回は定番からアレンジした一品まで、たけのこの豊かな風味が存分に楽しめるたけのこご飯のレシピをご紹介。皮付きのたけのこは下処理が大変ですが、最近はあく抜きされた状態のものも販売されているので、上手に利用してみて!
たけのこご飯
【材料・作りやすい分量4人分】
ゆでたけのこ…150g、油揚げ…1枚、米…2合、だし汁…1カップ、酒、みりん、しょうゆ、塩
【作り方】
1.米は炊く30分前に洗ってざるにあける。油揚げは熱湯をかけ、縦半分にし、5mm幅に切る。たけのこは、先端と根元に分け、先端は縦薄切りにし、根元は三〜四つ割りにし、薄切りにする。
2.鍋にだし汁、酒、みりん、しょうゆ各大さじ1を煮立たせ、たけのこと油揚げを入れて2〜3分煮る。ボウルとざるを重ねたところにあけ、具と煮汁に分ける。
3.炊飯器に米を入れ、煮汁に水を足して360mlにし、酒大さじ1、塩小さじ1/2とともに加えて混ぜ、具をのせて普通に炊く。炊き上がったら、さっくりと混ぜて茶碗に盛り、好みで木の芽をのせても。
(1人分326kcal、塩分1.4g)
具材に軽く味付けをしたら、あとは炊飯器まかせ。具材も味付けもシンプルなほうが、たけのこの風味が引き立ちます。木の芽をあしらうと一気に上品な盛り付けに!
炒めたけのこの炊き込みご飯
たけのこ、とりもも肉、にんじんは炒めてから炊き込むと、具材に味がしみこんで奥深い味わいに。にんじんはくずれやすいので、炒める時間を短めにしましょう。
たけのこの炊き込みご飯
あく抜きから自宅でやるならこのレシピを参考に。少々時間はかかりますが工程はとっても簡単。自分であく抜きしたほうが、香りも味も豊かに仕上がりますよ。
焼きたけのことベーコンの炊き込みご飯
フライパンでたけのことベーコンを焼き目がつくように焼き、米とだし汁とともに炊飯器へ。炊きあがりの香ばしい香りがたまらない一品です。
中華おこわ風炒めご飯
具材と温かいご飯をチャーハンのように炒め合わせ、おこわ風の味付けに。仕上げにごま油を鍋肌から加えて強火にし、押すように焼き付けると香ばしさが増します。パパッと作れるので、ごはんを炊いている時間がないときにもおすすめ。
たけのこは時間がたつほどアクが強くなるので、堀りたてのものを選び、なるべく早くアク抜きするのがコツ。たけのこは色が薄く、皮がしっとりと乾いていないものを選びましょう。色が濃く、根元のぶつぶつが多いものはアクが強いので避けて。
文=齋藤久美子