西国三十三所観音霊場第二十五番札所で知られる播州清水寺(加東市)で11月10日から25日まで『大紅葉まつり』が開催される。
標高500メートルを超える御嶽山(おんたけさん)の山頂近くに位置し、古くより紅葉の名所として親しまれてきた播州清水寺。期間中は施設内に点在する100本以上のモミジやイチョウなどがライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる。
また、対象日には約1300基の燈篭(とうろう)があたたかな和の灯りで紅葉を照らす「千燈会(せんとうえ)」が同時開催されるほか、境内では「清水 おかげもち」や「弁慶のちから飴」、豚まん、たこ焼きなども販売。会場で流れる公式BGMの作曲を手掛けたバイオリニスト・西山枝里さんによる弦楽ライブ(11日)、地元チームの太鼓ライブ(17日)、天台声明(てんだいしょうみょう)兵庫社会奉仕会による法要(24日)も執り行われる。
さらに、11月1日から30日までは、重要文化財に指定されている巻物「天平 大字法華経(だいじほけきょうまき) 巻第五」の初公開や、武蔵坊弁慶が播州清水寺の住職と碁を打った際に負けたことに腹を立て碁石をねじ込んだと伝わる「弁慶の碁盤」を特別に公開する。
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