快足を支えるトレーニングとは?
156cmと小柄ながら、単複で活躍する加藤未唯の武器はフットワーク。天性の韋駄天に加え、ユニークなトレーニングが驚異の反応を可能にしている。
ツアーの長期中断が決まった3月下旬のこの日、行っていたのは砂利の階段の駆け上がり。
先頭のキャプ姿が加藤。階段を登るごとに加速!
腿上げを重視することで一歩目を速める効果が期待でき、足元が不安定なため「いつもと異なる筋肉に刺激が入り、全方位的な動きが良くなる」とトレーナー氏。その腿上げを誰より遂行しつつ、後続を引き離す加藤のスピードが目を引く。
試合で見せた驚異の粘り
楽しかったです🏃♀️🇲🇽 pic.twitter.com/MfAYeEVCfs
— Miyu Kato / 加藤 未唯 (@miyukato1121) March 10, 2020
この動画は、今年2月の試合で加藤が見せたスーパープレー。相手のボレーを前方に走り込み返球すると、体制を立て直しボレーをも決めている。
この時のように、「あのトレーニングが生きているなと実戦で感じられた時、モチベーションが上がるんです」と加藤。
トレーニングのためのトレーニングではなく、目的意識を持ちながら日々取り組むこと――それが成長の源泉だ。
加藤未唯(かとう・みゆ)
京都市出身25歳。最高ランキング単122位、複30位。全豪OP複ベスト4やジャパン単OP準優勝などの実績を誇る。
【内田暁「それぞれのセンターコート」】