「花嫁の父としてうれしいし、おめでたい。ハネムーンとか2人で過ごす甘い時は多少短くなりますが、赤ちゃんは楽しみですね」
11月25日、報道陣にこう語ったのは、石田純一(67)。愛娘のすみれ(31)の結婚、妊娠について聞かれて、目じりを下げて喜んでみせたのだった。
その数日後の11月下旬の夕方、都内にある石田の自宅前には、荷物管理や引越しサービスを展開する業者の軽バンが、長時間にわたって止まっていた。
そこに、1人で帰ってきた石田は家に入らず立ち止まり、険しい表情で長電話をしていたのだ。すみれは来春出産予定で、石田にとっては2人目の孫が誕生することになる。“慶事”が続いて喜ばしいことばかりのはずだが、石田の仕事関係者の証言からは、正反対の様子がうかがえて――。
「いま石田さんが家族で住んでいる豪邸を、売却する話が出ているのです」
こう明かすのは、石田の仕事関係者だ。テレビでもたびたび石田ファミリーの“城”として紹介される一軒家とは、都内一等地にそびえる大豪邸だ。
「2013年に完成した石田さん宅は、推定3億円とも言われ、リビングには高級家具が並び、ベランダには200万円の特注ひのき風呂。ワインセラーには、100万円以上する高級ワインが置いてあると紹介されたことがあります。石田さんが3回目の結婚となった理子さんと暮らす“終の住処”として建てられたことが知られています」(スポーツ紙記者)
石田と妻の東尾理子(46)は、2009年に結婚。長男、長女、次女の3児を授かっている。家族5人で幸せいっぱいに暮らしていたはずなのだが、なぜこのタイミングで手放すことになったのか――。
「その理由の1つは、石田さんの“収入減”です。昨年4月の緊急事態宣言中に、沖縄のゴルフ場で新型コロナに感染。さらに度重なるノーマスクでの飲み歩き報道などで、世間から猛バッシングを受けました。
それ以降、石田さんの仕事は激減。本人もインタビューで『CMもなくなり、6千万円ほどの収入がなくなりました』と語っています」(前出・仕事関係者)
本誌は昨年6月、石田が所有する葉山の別荘を売却していたことも報じている。やはり、現在でも石田の懐ろ事情は改善していないようなのだ。
「豪邸の買い手には、石田さんと30年来の付き合いのある友人の経営者が手を挙げていると聞いています」(前出・仕事関係者)
■飲み会でこぼした「離婚するかもしれない…」
そしてもう一つの理由は、子供のためだという。
「理子さんは子供たちの教育にとても熱心で、長男は名門私立小学校に進学。長女も都内の有名幼稚園に通っていて、系列の小学校への入学を控えています。
その学校では徒歩圏内からの通学を勧められていて、今の自宅から学校からほど近い場所に引っ越すことを考えているそうなのです。でも、建ててから8年しかたっていないし、ローンもまだ1億5千万円ほど残っているそうですよ」(芸能プロ関係者)
引越し先とみられる場所を訪れると、近隣住民は最近、たびたび石田の姿を見かけるという。
「石田さんをこの2カ月で3回ほどお見かけしました。いつも1人で来ていて、同じ場所をウロウロしていました」
愛する妻が力を入れるわが子の教育のため、人生設計を見直そうとしているだけなのか――。しかし、「夫婦仲に“深刻な不和”が起きているようです」と明かすのは、石田のある知人だ。
「数週間前に、石田さんと食事をしました。その席上で、『離婚するかもしれない』とこぼしていたんです。明るい石田さんですから、いつもの冗談かなと思ったら、どうもちがったようで……。
原因を聞くと、『夫婦ならいろいろあるじゃないですか』と悩んでいる様子でした。自宅の売却を検討しているのも、財産を整理する必要が生じているからなのでしょうか……」
とはいえ、理子のブログには、彼女の誕生日である11月18日を前に石田を含む家族と旅行した様子や、19日にも行きつけのレストランで食事をする写真が投稿されている。いずれも、石田は笑顔で写真に納まっており、不仲な様子は見受けられない。
本誌は、その本心がどこにあるのか確かめるため、12月上旬の某日、石田を直撃した。すると、
「あなたたちに話すことは、一生ありません! もう来ないでいただけますか!」と激高。
そして、こう断言したのだ。
「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから! 帰ってください!」
これまで石田は、多忙な中でのメディアの直撃にも、“神対応”することで知られてきた。そのポリシーについて、彼はインタビューでこう語っている。
《記者さんとお会いすると、もし無視して手土産なしで返したら、編集部で上司に怒られるかもしれない。本当にそれは申し訳ない》(『婦人公論』2020年8月25日号)
そんな彼が取り乱すほど、家族のことで悩んでいるのか――。すみれの結婚について、石田はこんなことも口にしていた。
「すみれには、自分のようにはなってほしくない。ちょっとこれは身勝手ですけど」
石田なりに娘を思いやった言葉が、家庭内の深刻な状況を物語っていなければいいのだが――。