「コロナ禍で、30億円以上の収益が見込まれていた團十郎襲名披露興行も延期となりました。困った海老蔵さんは地方の興行主に襲名関連イベントの開催を相談したものの、『こんな時期にありえない!』と非難もされたそうです。そこでネットでの新たな収益を考えたのでしょう」(芸能関係者)
6月3日にYouTubeチャンネル「EBIZO TV」をスタートした市川海老蔵(42)。1カ月で登録者数が23万人を超えるなど、話題を呼んでいる。
「なかなか松竹から許可が出なかったのですが、『こんなご時世なので』と押し切る形で始めました。海老蔵さんといえばアメブロでの人気ぶりが有名で、広告収入は年間4千万円ともいわれています。昨年2月には、“ブログ王”にも選ばれていますからね。YouTube展開にも自信があったのだと思います」(前出・芸能関係者)
動画はすでに40本以上を投稿。総再生回数は1,800万回以上と、上々の滑り出しだ。だが、当の本人は焦りを見せているという。
「海老蔵さんは当初、『目標は登録者数100万人!』と考えていたそうなんです。同じ芸能人だと、嵐は開始1日にして100万人を記録。江頭2:50さん(55)は9日で手越祐也さん(32)は11日、本田翼さん(28)は18日で100万人を突破していますからね。目標の3割にも満たない状況は、誤算と言えるかもしれません」(前出・芸能関係者)
実際、収益も当初の目標には至っていないようだ。
「海老蔵さんは現在、映像制作スタッフを3人抱えています。中心でやっているのは元『news zero』の制作スタッフから紹介された20代男性。ほかに撮影スタッフが2人います。そうした“専属チーム”で、海老蔵さんはYouTubeで億単位の収益を目指していたようなんです。
いずれ歌舞伎公演を行うにしても、莫大な費用が必要。加えて現在も収入のない弟子たちを抱えている状態ですからね。しかし現時点だと、広告収入は月に数百万円程度。そのため、頭を悩ませているようです」(別の芸能関係者)
まさかの“赤字危機”に陥った海老蔵。それでも依然として、強い熱意で臨んでいる。
「海老蔵さんは常々、『このままだと歌舞伎界はダメだ』と危機感を抱いていました。だから今の状況を、チャンスと捉えています。先日も『動画は世界中の人が見る。これからはYouTube歌舞伎を披露したい』と夢を膨らませていました」(前出・別の芸能関係者)
ブログ王の貫禄を見せつけ、これから巻き返すことができるのだろうか。
「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載