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4月8日、小室圭さんがいわゆる金銭トラブルについて説明する文書を公表した。
宮内庁長官も「非常に丁寧」と評価した小室さんの文書。しかし、よくよく読んでみると、いくつもの疑問点が浮かんできた。
【 7年間も贈与税“未納付”だった!】
’19年2月、本誌は小室佳代さんの「脱税疑惑」を報じている。佳代さんがX氏から受け取った約400万円が、小室さんの説明どおり返済義務がない金銭なら、贈与税を納める必要があるはずだった。
当時、小室さんの代理人から明確な回答はなかった。しかし今回、小室さんは次のように説明している。
《なお、贈与税を負担しているのかという報道がありますが、母は贈与税を納付しています。それまでは贈与税を納付する必要があると思っていなかったのですが、報道の後に知人から贈与税は納付しているのかと聞かれたことがきっかけで、念のためにということで納付しました》
なんと疑惑報道後、きちんと納付を済ませたというのだ。
ただ、逆に言えば贈与税の時効とされる7年もの間、その時効ギリギリまで“未納付”だったということになる。それは、「借金」という認識だったからではないのだろうか――。
弁護士の清原博氏に聞くと「時効ギリギリで納付するケースは、ないことはない」とのこと。
「贈与税の制度を知らなかったというケースが多いです。税理士、知人の指摘を受けて時効前に納付するのは、珍しくはありません」
■なぜ学費無料の“特別待遇”に?
【“皇室利用疑惑”にはなぜ答えない?】
「金銭トラブル」について説明した小室さんだが、お金にまつわる疑問はまだある。
ニューヨークのフォーダム大学に留学中の小室さんだが、1年目と2年目は、年間約650万円の学費が免除されているのだ。
一時、大学のホームページに「眞子内親王のフィアンセ」と記載されていたため「皇室関係者であることを利用して奨学金を勝ち取ったのでは?」との声もあった。
文書公表を機に“皇室利用”疑惑についても説明することは考えなかったのだろうか。
【録音データは本当に“潔白の証拠”か?】
小室さんが文書の中で何度も“潔白の証拠”として挙げているのが、X氏の「返してもらうつもりはなかった」発言だ。
婚約解消の際にこの言葉があったため、佳代さんの“返済義務”はなくなったと、小室さん側は主張している。しかも、その録音データまで残っているという。
ただ、「返してもらうつもりはなかった」は、過去形の表現。「(貸したときには)返してもらうつもりはなかった」と解釈することもできてしまう。婚約解消時に、X氏に請求の意思がなかったことの十分な証明になるかは検証が必要だろう。
小室さんが、これらの疑問に答える日は来るのだろうか――。
「女性自身」2021年4月27日号 掲載