宮内庁長官の「説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要」との発言で、再び小室家の金銭トラブルに注目が集まっている。
小室圭さんの母・佳代さんに対し、佳代さんの元婚約者・A氏が、婚約中に援助した約400万円の返金を求めていたトラブル。小室さんは、'19年1月にこのトラブルについて説明する文書を公表しているが、秋篠宮さまが「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」とおっしゃったように、小室さん側にさらなる説明が求められている。
そんななか、『週刊新潮』('20年12月24日号)に、注目すべき記述があった。それは「山田さんの関係者(山田さんはA氏の仮名)」による、次のような証言。
「実は山田さんは、12年9月に自宅で佳代さんに婚約解消を切り出した際、思い余って“お金は返さなくていい”との言葉を口にしてしまったのです。本人はこれについて後々”縁が切れるのなら、と思ってそう言った”と振り返っています」
なんと、A氏は8年前に“お金は返さなくていい”との主旨の発言をしていたというのだ。
さらに記事中では《この文言については単なる記憶に止まらず、山田さん自身が「記録」の形で残してきたという》との記述もある。
「この報道が事実ならば、金銭トラブルの構図が根底から覆ります。なぜなら、小室さん側は最初から”無実だった”という結論になるからです」(皇室担当記者)
佳代さんがA氏から400万円余の金銭を受け取ったことは双方が認めている事実だ。ではなぜ小室さん側が返金を拒否していたのか。'19年1月に小室さんが発表した文書では、次のように説明されている。
《母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」という明確なご説明がありました》
この記述に対して、A氏は真っ向から反論。たとえば『FRIDAY』('19年2月8日号)でのインタビューでは「私はお金を返済しなくていいなんて言っていません。当然ですが、返済がまったくなされていない現状についても了承していない」と、「返してもらうつもりはなかった」との発言を全面否定していた。
「“お金は返さなくていい”との言葉を口にしている」との報道が正しければ、当初から小室さん側の説明のほうが正しく、そもそも金銭トラブルは存在しなかったということになる。
はたして、そのような発言はあったのか。A氏の代理人に、この報道について話を聞いた。
「新潮さんがどういう人から話を聞いたのかはわかりませんが、Aさんはそういうことは言っていないです。しばらく前のことですが、私もこのことについて再度Aさんに確認したときに、そんなことを言った記憶はないと話していました。とくに、婚約破棄を切り出した'12年のころは今とは違って、お金を返してほしいと思う気持ちが強かったころで、そういう発言をするはずがないです」
A氏から“お金を返さなくていい”との発言はなかったと、代理人は明確に否定した。
いまだに真相がはっきりとしない小室家の金銭トラブル。宮内庁の西村長官は「ご結婚に向けてきっちり説明をしていくことで批判にも応えることになるのではないか」と、小室さん側の説明を要求していた。今後、小室さん側と元婚約者のA氏側、双方の証言を精査することが必要になってくるだろう――。