(写真:11年、那須どうぶつ王国で乗馬される愛子さま)
日本選手のメダル獲得が続く東京オリンピック。日本中がスポーツの素晴らしさを実感しているが、天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、皇族方も同様に、選手たちの活躍を応援されている。実は皇族方もスポーツに親しまれているが、残念ながらそのお姿に接することは難しい。貴重な写真とともに、皇族方の“スポーツ愛”が伝わるエピソードを振り返ろう。
スポーツ好きと知られているのが、雅子さまだ。今回の東京オリンピックでも、ソフトボールに強い関心を持たれていたという。皇室担当記者はこう語る。
「雅子さまは、中学高校時代にはソフトボールに熱中されていました。母校の田園調布雙葉学園中等部にはソフトボール部がなかったのですが、学校と粘り強く交渉して、ソフトボール部を新たに立ち上げられたのです。アメリカの高校に転校されてからもソフトボールチームに所属され、強打者として活躍していました。小学生時代に軽井沢で初めてゴルフをされている写真が残っているのですが、そこからもスイングの力強さが伺われます」
■天皇陛下はソフトボールの試合でヒットを連発
東京五輪名誉総裁を務められている天皇陛下も、小学校時代には野球やソフトボール、テニスなどを楽しまれていた。
「天皇陛下はジャイアンツファンで、特に末次選手がお好きでした。また、小学校5、6年生の夏休みには、ご静養先の奥浜名湖で、地元の小学生とソフトボールをして交流されています。なかなかお上手で、ヒットを連発されたことは当時話題になりました。また、奥浜名湖では、上皇陛下のご指導で水泳の特訓も受けられていました」(前出・皇室担当記者)
天皇皇后両陛下の愛娘である愛子さまにも、スポーツ好きは受け継がれている。バスケットボールやソフトボールがお好きで、中学高校時代にはクラス対抗試合で活躍をされていた。さらに、幼いころから乗馬にも雅子さまとご一緒に親しまれている。
■上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻はテニスで絆を深められて
秋篠宮さまと紀子さまは、テニスをなさる姿が新婚のころからよく報じられていた。軽井沢では上皇ご夫妻や天皇陛下とプレイされ、鎌倉のテニスコートでも地元の方達と楽しまれている。
「秋篠宮殿下はテニスをお始めになったころからセンスがよく、とても強かったそうです。それから眞子さまと佳子さまは小学校時代、お二人ともかけっこが速かった。さらに佳子さまは、初等科の運動会の障害物競走で一位になるなど機敏さもお持ちのようです」(前出・皇室担当記者)
テニスといえば、印象深いのは上皇陛下と美智子さまだ。お二人の出会いは夏の軽井沢のテニスコートでのトーナメントだった。
「出会いとなった試合では、上皇陛下と早大生のペアが、美智子さまとカナダ人の少年ペアに惜敗しています。試合後、上皇陛下は『あんなに粘り強く正確に返されたらかなわない』と、ご友人にお話しになったそうです」(前出・皇室担当記者)
また、上皇陛下は乗馬好きとしても知られる。学習院在学中には馬術部に所属され、高校時代には主将として関東リーグ戦で優勝もされているのだ。
まだまだ続く東京五輪。両陛下は、お住まいの赤坂御所で、会場で観戦できなかった種目も含め多くの競技をご覧になっているそう。日本選手の活躍には、愛子さまと歓喜の声を上げていらっしゃるという。今後も日本選手の活躍に、大いに期待が高まる。