愛子さまと福士蒼汰は猫トークで盛り上がった /(C)JMPA
《愛子には、これからも多くの方からいろいろなことを学びながら、10代最後の年を心豊かに過ごしてほしいと願っています》
雅子さまは誕生日の12月9日に公開されたご感想で、愛子さまについてこのように期待を込められていた。
コロナ禍でお出ましの機会はなくなってしまったが、これまで愛子さまは両陛下とご一緒にさまざまなご公務の場にお出ましになっている。
映画の試写会に出席された際は、出演した芸能人と談笑されるほほえましい場面も。今回はそのなかから、愛子さまが“イケメン俳優”たちと対面された試写会3つを振り返ってみよう。
19歳の誕生日写真にも登場した愛犬「由莉」を由莉を飼われはじめてまもない'09年7月31日。愛子さまは両陛下とともに『HACHI 約束の犬』の親子チャリティー試写会に出席された。当時7歳だった愛子さまにとって、映画館で映画を鑑賞されるのは初めてのこと。
'87年に公開された『ハチ公物語』のハリウッド版である本作は、人間と保護された秋田犬の深い絆を描いた感動のストーリーだ。ご一家は、日本語吹き替え版の声優を担当した北大路欣也(77)と一緒に鑑賞された。
「親子で大切な人やペットへの思いやりを学び、子どもの愛護精神を育てるという趣旨で開催されました。北大路さんによると、愛子さまは秋田犬が感情を表す場面で、何度も前に顔を乗り出してご覧になっていたといいます。ときおり、雅子さまのご説明に耳を傾けられ、うなずきながら鑑賞されていました。きっと、由莉と重なるところがあったのでしょう」(皇室担当記者)
初等科のころから動物愛護活動に関心を持たれてきた愛子さま。動物をテーマとした映画は、'18年10月15日にも鑑賞されている。『旅猫リポート』のチャリティー試写会に両陛下と出席され、主演の福士蒼汰(27)や三木康一郎監督と一緒に鑑賞されたのだ。本作は主人公の青年が、猫のナナと新しい飼い主を探す旅に出るストーリー。上映前には福士とナナによるお出迎えもあり、愛子さまはナナをなでられたという。
福士は、天皇ご一家と鑑賞できたことを「光栄です」と振り返り、愛子さまについて「動物が登場するシーンでは、笑顔になられているような場面がうかがえました」と語っていた。
「愛子さまは『感動しました』と福士さんにお伝えになり、ご一家が飼われている『みー』と『セブン』のお写真をお見せになったそうです。本作の主人公が『ナナ』という名前の猫であることから、愛子さまは『お互いに不思議な縁がありますね』と感慨深げにされていました」(前出・皇室担当記者)
両陛下は動物愛護だけでなく、被災地に足を運び、励まされることも大切にされているご公務の一つだ。愛子さまも毎年、震災や災害などがあった日は、両陛下とともに黙とうを捧げられている。
両陛下の被災地を思うお気持ちは、ご一家でのご公務を通じて、愛子さまにも受け継がれているようだ。愛子さまは'16年3月8日、ネパール大地震復興支援チャリティー試写会にご一家で出席され、両陛下と一緒に『エヴェレスト 神々の山嶺』を鑑賞された。
本作はエヴェレストを舞台に前人未踏の登頂に挑む登山家(阿部寛)と、それを見届ける山岳カメラマン(岡田准一)の生きざまを描いたもの。愛子さまは主演の岡田准一(40)と隣り合って鑑賞され、上映後は拍手を送られていた。
「岡田さんが『いま試験中じゃないんですか?』と尋ねると、愛子さまは『いや、もう終わりました』と会話を交わされたそうです。愛子さまは雅子さまを介して、岡田さん主演の作品をいくつか鑑賞されたこともお伝えになられました」(前出・皇室担当記者)
ネパール大震災が発生したのは、'15年4月25日。本作は地震発生前のエヴェレストで撮影され、被災前のカトマンドゥの町並みが収められている。
「両陛下と愛子さまは、真剣なまなざしで鑑賞されていました。岡田さんはその様子を見て、ご一家の震災や災害への思いを感じたそうです。そして、『震災の復興を願うためにも、来ていただいたと思っています』と語っていました」(前出・皇室担当記者)
現在、学習院大学1年生の愛子さまは、オンラインで授業を受けられ、外出は控えられているという。コロナ禍で試写会へのお出ましもなくなってしまったが、2021年にはこうしたほほえましいシーンがまた見られることを願いたい――。