10月下旬の夕方、本誌は香取慎吾(43)の姿を目撃した。一緒にいたのは小柄な女性。彼女は、香取が10代のころから交際を続け、たびたびその存在を報じられてきた2歳年上の恋人・A子さんだ。
出会いから25年、お互いに40代半ばになりつつある2人――。香取はA子さんと結婚する気はないのだろうか。
「香取さんは'17年にテレビ番組で冗談っぽくではありますが、『結婚します!』と宣言したことも。ただ最近は、『結婚は遠いと思う』といった発言をしたりもしていて、本人も揺らいでいるのかもしれません」(テレビ誌ライター)
香取がここまで結婚しなかったわけは無論、“アイドル”だからだろう。
「彼がジャニーズ事務所を退所する前後には、これを機に結婚を決めるのではと読んでいた芸能関係者も多かったんです。ちょうど、そのころに『週刊文春』でA子さんとの交際が続いているという内容の報道がありましたし。
けれどいまだに結婚の発表はないまま。結局、新しい地図として活動を始めてからも、逆境のなかで香取さんはより頑張らざるをえなかったですからね。結婚をすれば離れてしまうファンもいたでしょうし、それどころではなかったのでしょう」(芸能関係者)
香取が新しい地図として活動を始めてから、今年で4年目に入る。
「この9月から配信され始めたAmazonの日本オリジナルドラマシリーズの第1弾の主演に抜てきされていますが、これは特別で名誉なこと。香取さんが“第一線に立つ俳優”として扱われている証しといえるでしょう」(制作関係者)
一方で、香取自ら「こんなにテレビに出られないなんて……」と口にしていたことがあるとおり、この数年、地上波の出演は限られていた。しかし、徐々にその状況も変わりつつある。
「来年1月クールでテレビ東京の連続ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』の主演が決まりました。民放連ドラは'16年の『家族ノカタチ』(TBS系)以来、5年ぶりです」(前出・テレビ誌ライター)
好転しつつある状況による心境の変化だろうか。警戒心が強かった香取のガードが緩んでいるのではないか、とは前出の芸能関係者。
「昨年末、一部スポーツ紙が、A子さんと都内ホテルのバーで堂々デートしていたと報じています」
■10代は恋人と堂々と過ごすこともできず
実は本誌も、冒頭の目撃から10日ほど前にも、2人が運転席と助手席に並びドライブしているところを目撃している。
長年の香取ファンは、2人の関係をこう後押しする。
「ファンのなかには、絶対に結婚してほしくないという意見の人もいるとは思いますが、私は慎吾に幸せになってほしい。ファンを思って、10代から恋人と堂々と過ごすこともできず“アイドル”をやってきてくれたわけですから」
もちろん、結婚は双方の合意があってこそ。A子さんのほうが“非婚”の決意を固めているのかもしれない。そもそもこれまでだって、“結婚できない男”と別れる機会はいくらだってあったはずだ。
前出の芸能関係者は、香取とA子さんの関係を思うとき、香取と縁が深い“ある大物”夫婦のあり方と重なる、と語る。
「萩本欽一さん(79)です。『仮装大賞』(日本テレビ系)で長きにわたり共演してきた香取さんにとっては、恩師といえる存在。萩本さんも香取さんをかわいがり、温かい助言を送ってきました」
萩本は今年の夏、長年連れ添った妻を看取っている。
「奥さんは3歳年上で、下積み時代に出会った。売れっ子になった萩本さんとの間に子どもができても、『私なんかと結婚したら仕事の邪魔になる』と身を引こうとしたそうです。奥さんは『ずっとファンよ』と言って、萩本さんが活躍するのを最優先に考えてきた。
A子さんも“ファン”として、ほかのファンの気持ちを考え、非婚を選択しているのかもしれません。それが彼女の矜持なのでしょう。香取さんも萩本さん夫妻を見習って“芸優先”でA子さんに支えてもらう生活を続けるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
輝き続けてほしい。そう支えるA子さんは香取にとって“一番身近なファン”なのかもしれない。婚姻届という一枚の紙よりも、25年の2人の絆がすべてを物語っている――。
「女性自身」2020年11月17日号 掲載