小室圭さんがついに動きだした。9月27日、'18年8月の渡米以来、実に3年2カ月ぶりに日本の地を踏んだのだ。
帰国直前、日本時間24日には、FNNのカメラが小室さんの姿を捉えている。その姿は日本中を騒然とさせた。ノーネクタイで黒のジャケットを羽織った小室さんは、イヤホンを外すことなく歩き続け、記者の問いかけを完全無視。
とりわけ目立ったのはその髪形だ。小室さんは長さが肩くらいまであると思われる髪の毛を、後ろでひとつに束ねていたのだ。日本中から注目を浴びているというのに、浪人のようなポニーテール姿――。いったい、どういうつもりなのか。
《人生の要所要所を固定概念にとらわれることなく決断してまいりました》(原文ママ)
4年前、婚約内定に際して小室さんの母・佳代さんはこんなコメントを発表していた。まさに“固定観念にとらわれない”行動で、日本中を困惑させてきた小室さん。髪形のチョイスだけでなく、常識破りの行動はとどまるところを知らない――。
帰国後、小室さんは新型コロナ感染拡大防止のために約2週間の“自主隔離”ののち、眞子さまとともに記者会見に臨むと報じられている。だが、宮内庁関係者は記者会見の詳細はまだ決まっていないと明かす。
「小室さんは今年4月、約4万字に及ぶ説明文書を公表し、金銭トラブルの対応における正当性を主張しましたが、多くの国民が納得できる説明とは言い難いものでした。秋篠宮ご夫妻は、眞子さまの頑固さに負けて結婚を容認されましたが、二人の努力は不十分だとお考えです。皇室と国民との関係をこれ以上壊さないためにも、国民からの批判に対して向き合い、二人そろって記者会見で説明するべきとお考えなのです。
しかし、実は小室さんは記者会見の出席にまったく乗り気ではなく、眞子さま単独での会見になる可能性が取り沙汰されているのです」
小室さん側が結婚前に金銭トラブルを終結させることは、ほぼ絶望的な状況となっている。
9月14日に小室さんの代理人弁護士と、元婚約者・X氏の代理人が面会したが、交渉は決裂してしまい、その状況は今も変わっていないという。X氏は佳代さんとの面会あるいは電話などによる直接の説明を求めているが、佳代さんは「まだ時間がかかる」として応じないというのだ。
■宮内庁長官の言葉が“会見不要”の根拠に
前出の宮内庁関係者は次のように語る。
「小室さんは結局、自分自身と佳代さんのトラブルを何も解決できておらず、記者会見でまともな説明ができる状況にありません。昨年11月に秋篠宮さまが会見で『結婚を認める』とおっしゃられてから、小室さんは眞子さまが30歳を迎える今年10月に結婚できるよう、準備を進めてきました。当然、結婚にあたって記者会見を開く必要があることも理解していたのです。
しかし、1年前とは状況が変わってしまいました。小室さん渾身の4万字文書は火に油を注ぐ結果となり、X氏の態度を硬化させただけ。また佳代さんは15年も勤めた洋菓子店と労災を巡って対立し、適応障害の診断で休んでいた期間に別の店でアルバイトをしていたという、傷病手当の不正受給疑惑まで浮上しています。
さらには小室さん本人にも、法律事務所に送った経歴書の虚偽記載疑惑や、仲介者により『眞子さまの婚約者』とアピールされていたという“皇室利用”も指摘されています。金銭トラブルの解決どころか、新たな疑惑が次々に生まれている状況なのです」
記者たちからは当然、これらの疑惑についても説明を求めるとみられるが――。
「しかしすでに結婚は決まっており、会見は結婚のハードルにはなりません。厳しい会見に臨むメリットはないのです。そのため小室さんは、記者会見は“眞子さまお一人で”と要望しているというのです。記者たちも小室さんに対してであれば疑惑を追及できますが、皇族でいらっしゃる眞子さまに対して厳しい質問はできません。眞子さまも小室さんを守るために、単独釈明も辞さないご姿勢だといいます」(前出・宮内庁関係者)
なぜ小室さんは、開き直りともいえる行動を取ろうとしているのか――。小室さんの頼みの綱となっているのは、宮内庁長官の言葉だという。
「西村泰彦宮内庁長官は、4月に発表された小室さんの説明文書を『非常に丁寧に説明されていた』と不自然なまでに高く評価しました。その評価は変わっていないというのです。長官として、無理やりにでも眞子さまの結婚問題を早期解決したいという使命感から出た発言だと思われますが、国民の感覚とはまったくズレています。小室さんは長官の言葉を根拠に、もう説明は済んでいるとして、会見の必要はないと考えているようなのです」(皇室担当記者)
眞子さまは、勤務先の博物館を9月末で退職されることになったという。すでに結婚に向けて後戻りできない段階だが、このまま突き進んでいかれてもいいのだろうか――。