(写真:YouTube動画の編集は真凛が担当しているという/アフロ)
フィギュアスケートの本田真凛(18)、本田望結(16)、本田紗来(13)のYouTubeチャンネル「本田姉妹やで」が話題を呼んでいる。
1カ月前の6月19日に初投稿され、姉妹の日常を中心に配信。アップロードされている動画は6つで、チャンネル登録者数は34.7万人(8月3日現在)。Twitterでも、多くの反響が上がっていた。
《本田姉妹のYouTube緩くて好き何も考えずに見てられる》
《本田真凜ちゃん望結ちゃん紗来ちゃん姉妹のYouTubeマジで幸せしかないんだが》
《本田三姉妹のYouTubeがめちゃくちゃ癒し》
初回動画は、306万回再生を記録。以降も367万回、204万回、166万回、104万回と驚異的な数字を叩き出している。8月3日に投稿された『紗来やで』という動画も、初日にして17万回再生となっている。
いっぽう動画の内容は「姉妹で縄跳びを跳ぶ」「姉妹でたい焼きを焼く」「質問に答える」といった“ゆるい”ものばかりだ。
「本田三姉妹のYouTubeは、いろいろな意味で“型破り”です。まず目につくのは端的なタイトル。一般的にYouTubeのタイトルは全角28字程度でクリックしたくなる言葉を並べることが重要だといわれています。しかし本田姉妹は『たい焼き』『タマネギ』『なわとび』『望結です』など、非常に短いのです。
さらにサムネイルも、興味を引くような画像に煽りの文字を載せることが常套手段です。しかし、本田姉妹はいたって普通の写真画像。4投稿目まではいっさい文字も載せず、それ以降もきわめて簡単な文字しか使っていません。
そして内容も“なるべく余白を作らないように話し続けること”“テンポの良い展開を心がける”などが良いとされていますが、彼女たちの動画は料理動画なのにほとんど手元を移さないことも。誤解を恐れずに言うと、“グダグダで素人感が満載”なのです」 (映像クリエーター)
では、なぜ本田姉妹の動画はこれほど人気なのか。実は、彼女たちの“型破り”なスタイルはむしろ強みになっているという。
「まず、短いタイトルは要点を的確についたものとなっています。また有名人のYouTubeでは“テレビでは見せない飾らない姿”が求められているのですが、彼女たちのサムネイルはそれをきちんと表現できています。
さらに内容も本田姉妹の取り止めのない“素のからみ”が見られるようになっており、それがファンを喜ばせているようです。そして編集を真凛さんが担当していることも、好評の要因といえるでしょう。
つまりタイトル、サムネイル、内容のすべてにおいて“究極の飾らないYouTube動画”となっているのです」(前出・映像クリエーター)
余白が多分にある「本田やで」チャンネル。そのゆるさが、今の時代とマッチしているのかもしれない。