「撮影が再開して現場に緊張が走っていますが、感染防止対策が最も必要とされる歌唱シーンは飛ばして撮っています。二階堂さんは厳戒態勢の現場に“守られている”と実感して、リラックスして演技に臨んでいます」(ドラマ関係者)
新型コロナウイルス感染防止のため4月1日から収録を休止していた連続テレビ小説『エール』(NHK)が、6月16日から約2カ月半ぶりに収録を再開。久しぶりの現場に戸惑う出演者もいるなか、ヒロイン・音を演じる二階堂ふみ(25)は喜々として演じているという。
NHKが定めた『感染防止のための制作マニュアル』にのっとり、東京・渋谷のNHK放送センターのスタジオでは、2カ月前とは打って変わった感染対策が行われた。
「スタジオ内の見学は一切禁止。前室では全員フェースガードの着用が義務づけられています。食べ物などの差し入れも禁止で、テーブルには代わりにアルコール消毒液やウエットティッシュが10個以上、常備されています」(前出・ドラマ関係者)
キャスト同士の距離は、基本的に2mを遵守。リハーサルや台本読みも顔を覆うシールドつきで、本番のときだけはずして収録している。着替えやメークも大勢が同時にやることを避けるため、従来の収録より時間がかかるそう。
二階堂は高校卒業後に一浪し'14年に慶應義塾大学に進学。現在も在学中だが、知人によれば、
「『エール』出演のため、休学届を出しました。それだけ、今作に全身全霊で取り組んでいます」
感染防止策が万全の現場だと安心した二階堂。今日も全力で「音」を演じる。
「女性自身」2020年7月7日号 掲載