「神田さんは10月8日にファッション誌の歴代モデルたち集まるアカウントのインスタライブで、『この間も実は2年間一緒に仕事をしていた人にまた(貴重品を)盗られたの。またね……』と寂しい声で明かしていたんです」(服飾関係者)
神田うの(46)が再び窃盗被害にあっていた――。実は本誌は’15年に長女のベビーシッター・Aさんによる窃盗事件をスクープしている。
長年うのの家に出入りし、家族同然の存在だったAさんは、その裏で高級バッグやジュエリーなど約70点を盗み、そのほとんどをリサイクルショップで転売。被害総額は約3千万円にも及んだ。
「前回の事件では裁判になり、最終的にAさんに懲役2年4カ月、執行猶予4年の判決が言い渡されました」(社会部記者)
当時、大きな話題となり親友の美川憲一(75)からは「なかなか人を使うって大変よね」と気持ちをくんだうえで、「チェックが甘いのよ」と愛の鞭も飛んだという。
この事件でうの本人はもちろんのこと、Aさんに懐いていた長女もショックを受け、さらに母親もストレス性の突発性難聴を患うなど、神田家に大きな傷痕を残した。
■机に置いたピアスが……
あれから6年。うのは再び信頼していた人に裏切られる形となってしまったのだ。本誌が調べを進めると――。
「事件が起きたのは今年の7月6日です。神田さんが事務所でインスタグラム用にメークをするため身に着けていたジュエリーを外して机に置いたところ、しばらくするとピアスの片方がなくなっていたそうです。
ピアスは3カラットのダイヤモンドで作られた特注品で、価格は片方でおよそ750万円。その日は家中をスタッフらと必死になって捜したものの見つからず、家族とも相談して後日に紛失届を赤坂署に出したそうです」(捜査関係者)
それから1カ月ほどたった8月中旬、事件は急展開を迎えることになる。
「赤坂署が紛失時、事件現場にいた女性スタッフ・Mさん(24)を任意で事情聴取したところ、犯行を自供したのです。
Mさんは事件のすぐあとに突然『来月いっぱいで辞めます』と神田さんサイドに申し出たため、捜査していた警察が不信に思い事情聴取に至ったそうです。自供する少し前には弁護士を雇い、ピアスを買い戻す手続きなどもしていたようです。そのため現在ピアスは神田さんの手元に戻されています。
犯行に及んだ目的はお金で、盗んだ翌日にリサイクルショップで転売したそうです。鑑定書がなかったためピアスは150万円ほどで取引されたと聞いています」(前出・社会部記者)
Mさんはうののオフィシャル写真やSNSにアップする動画などの撮影を担当。さらに企画考案や宣伝アドバイザーまで務め、うのを近くで支えていたという。
「Mさんは2年ほど前から、委託していたSNS用の動画制作会社のスタッフとして、うのさんの自宅や事務所に出入りするようになりました。愛想がよく人なつっこい性格で、うのさんにも気に入られていましたね。
娘さんとも、仲よくしていたそうです。ブランド好きでいつも特徴的なかわいらしいネイルをあしらっていたのを覚えています。昨年に彼女が独立してインフルエンサーマーケティングなどを行う会社を立ち上げたあとも、信頼していたうのさんの希望で、引き続き仕事をもらっていたみたいです」(映像制作関係者)
一連の犯罪行為について、レイ法律事務所・河西邦剛弁護士はこう語る。
「ピアスを盗んだ時点で窃盗罪が成立しています。窃盗罪は100円のおにぎり1つでも、今回の750万円相当のジュエリーでも同じ罪名になります。
ただし、刑の重さに関係するのは被害金額です。今回は被害金額が750万円と大きく、質店に売って得た金額も150万円。数百万円単位ですと罰金処分ではなく実刑がありえますね。
転売行為自体は犯罪にあたりません。しかし転売するということはお金目的であることが明白なので、情状の点で印象がよくないのです」
Mさんがピアスを買い戻していることについては、それで罪に問われなくなるということは一切ないという。
「今後、起訴か不起訴かということについては、神田さんのほうから被害申告があって、Mさんへの処罰を求める感情があれば起訴されてもおかしくない事例です。起訴された場合、執行猶予が付いた年単位の懲役刑になると思われます」
■うのが胸中を告白「私は人を信用しやすい」
2度目の窃盗被害に、うのも憔悴していた。警察の捜査が進んでいた8月13日のインスタグラムには、東京タワーの写真と共にこうつづられている。
《1人時間が必要です。自分で噛み砕いて自分で消化する時間… 今は言えなくても、10年後、いや20年後には、私の経験した(引き続き起こる事であろう経験)を皆様にお伝えできるようになるかも知れない…》
Mさんの自供後のうのの現状をファッション関係者はこう明かす。
「うのさんは誰に対してもフレンドリーですぐに打ち解ける性格。とはいえ、6年前の事件については娘さんのことを考えて家族間で話さないようにしてきましたし、当初は事件を取り扱ったテレビ番組も見ないようにしていました。
しかし、事件を忘れかけたころに今回も信頼していた人間に裏切られ、さらに同じ窃盗行為。うのさん自身も精神的にかなりつらい思いをしています」
本誌が今回の窃盗事件について事務所に問い合わせたところ、うの自身がこう回答した。
《私は人を信用しやすくて、今回このようなことになってしまいとても残念です。この件に関しましては全て赤坂警察署にお任せしております》
“2度目の裏切り”から、うのが一刻も早く立ち直ることを祈るばかりだ――。