8月17日に47歳でバースデー婚を発表した、歌手の華原朋美さん。人生波乱万丈続きのともちゃんがついに決めた幸せな結婚。周囲からは祝福の声が集まっている……かと思いきや、祝福と合わせて不安の声が後を絶ちません。
・10日に1回は喧嘩している
・抱き合ったときに肌と肌が合う
などなど、結婚報告動画で爆弾発言が止まらなかったともちゃん。サービス精神旺盛で歌だけでなくタレント性も健在ですが、昔からの危うさが止まりません。
歌手として圧倒的な才能は持ちつつも、精神的な脆さから人生のアップダウンがついてまわる彼女。改めて、なぜこの結婚が周囲には心配に感じられるのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえが考えます。
■ともちゃんから感じる3つの危うさ
ともちゃんの結婚に対して、筆者も個人的には「今度こそ幸せになってね」といったエールを贈りたいです。それは、多くのファンや視聴者と同じ気持ちでしょう。
しかしいかんせん、危なっかしい部分が多すぎるのです。奔放な発言もそうですが、現在の関係性や活動を見ているとより感じる部分があります。
では実際、どういった点に「それ、大丈夫?」と思ってしまうのか、3つの視点でご紹介します。
・公私混同することの不安感
ともちゃんは結婚報告のなかで、夫の好きなところを「仕事を取ってきてくれる」とコメント。いっぽうで「プライベートもすごく支えてくれている」と文字通り大絶賛していました。ただ公私にわたって支え合うというのはかなり成熟した関係でないと、逆にアップダウンが激しくなりがち。破局へのスピードも、場合によっては増してしまいます。
ではどういうときに関係が崩れやすくなるのかというと、どちらかの仕事の調子が良いときやプライベートの調子が悪いときなどです。
自分は調子がいいのに、相手の調子が悪くてリズムが合わない。そんなときに関係を見直したり、足並みを揃えたりするにはそれ相応の覚悟と成熟が必要です。
ともちゃんが調子を崩したとき、彼はパートナーとしての役割をある程度果たすことができるでしょう。しかし彼が調子を崩してしまったとき、ともちゃんに向き合う精神的な余裕はあるのでしょうか。
マネージャー兼夫(恋人)というのは、それくらい難しい距離感といえるのです。
・公私のパートナーがタレントとしての管理を甘くする?
ともちゃんは結婚報告動画のなかで“バラエティ番組の企画で挑戦した7kgの減量成功はウソであり、実際は2kgほどしか減量できていない”と暴露しています。
この暴露には「そうだと思っていた」といった声もあるものの、「タレントとして出演番組のウソを暴露するのはどうなのか?」「番組に迷惑はかからないの?」など発言を問題視する声が多く上がりました。
筆者は彼女の暴露発言が問題というよりも、マネジメント体制がそもそもアンコントロール状態なのではと強く感じました。それが今後の活動に影響を及ぼさないか、不安すら覚えます。
そもそも暴露というのは、事務所などがビジネス上の損得を事前に確認・判断をしてから行うべきものです。
今回の一言は企画した番組の特性からしても、おそらく大事にはいたらないでしょう。ですが、暴露というのは一歩間違えれば大炎上する時代。マネージャー兼夫というサポートを得たことで、その自由度が良くない方向に拍車がかからないか心配になります。
・良いときの彼女も、実は危なっかしい
今回の結婚報告動画での彼女の格好は、すでに引退した歌姫・安室奈美恵さんの結婚会見と同じような服装をしていました。
それをパロディととらえるか、TKやアムロちゃんへの執念と捉えるか。人によって解釈が分かれているようです。ただどちらが目的だったにせよ、ともちゃんにプラスになる要素がなかったと思います(こうして話題になるメリットはあるとは言えますが)。そのため、個人的には判断に疑問を感じずにはいられません。
また今回の動画では結婚相手と交際を決めた理由について、「抱き合ったときに肌と肌が合う」と赤裸々に話す一幕も……。現在は“心身ともに絶好調”というのは見て分かります。ただ絶好調ぶりもある程度のマネジメントが必要であり、それができているようにも見えない。そこに、やはり危なっかしさを覚えます。
エネルギーを良くも悪くも抑えないタイプのともちゃん。繊細さが表現者としての実力を確固たるものにしているのは、皆さんも周知のことだとは思います。
ただこうした危うさが今後も払拭できないと、いつか問題が起きる日も来てしまうような……。今度こそ幸せになってもらいたいと思うので、それが夫婦問題でないことを祈るばかりです。
(文:おおしまりえ)