タイ人男性が充電中のスマホで遊んでいる最中に感電死したと12月2日に報じられた。デイでは充電中のスマホがキッカケで感電死するケースが、この半年で少なくとも4件は発生している。
DAILY STARによると今回亡くなったのは、チョンブリー県の28歳男性。57歳の母親が部屋をのぞくと、男性は充電中のスマホを右手で握りしめたまま倒れていた。
男性には右手と両前腕に焼け跡があった。母は息子を起こそうと名前を呼び、棒で突いたりしたが反応がなかった。警察に連絡したが、男性は死亡。スマホに感電し、ショック死したと推測されているという。
これまでにもタイでは感電死の事件が数多く報告されている。
Daily mailによると7月、チョンブリー県の男性(21)が充電中のスマホのそばで眠っていたところ感電死した。股間に血が飛び散り、顔や腕には焼け跡があったと報告されている。また11月には充電しながらスマホにイヤホンを差しサッカーを見ていたサムットプラーカーン県の男性(40)が、さらにチャイヤプーム県では充電中のスマホで遊んでいた女性(17)がそれぞれ感電して亡くなったという。
「10月にもチョンブリー県で眠っていた男性(25)が、そばにあった充電中のスマホに感電して亡くなったというケースがあります。タイには安全性の十分でない充電器や電源が少なくありません。またボロボロの充電ケーブルを使い続ける危ない人もいます。ですから、こういった痛ましいことが起こりやすいのです」(現地に詳しい人物)
半年で5件も報告されることとなった、タイでの感電死。ネットでは《電話が凶器になるなんて……》《誰の身にも起こりうることだ》と警鐘を鳴らす声が上がっている。