「コロナ禍で放送開始が2カ月遅れ、全10話から7話に縮小されましたが、第1話の平均視聴率は17%超え。その後も2桁をキープし、木村さんの影響力は健在です」(制作会社関係者)
コロナに負けず、好調なのが木村拓哉(47)主演のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の第2シーズンだ。
放送開始から2カ月たたずして、7月30日に最終回を迎える本作だが、早くも続編に向けて水面下で動きだしたという。
「大規模なロケや激しいアクションが封じられ、放送回数も減ったことで現場としては不完全燃焼。いまだ士気が高く、高視聴率も後押しして、すでに第3シーズンの制作が検討されているそうです。木村さんも縮小変更前の脚本に手応えを感じていたようで、続投に前向きだと聞いています」(テレビ朝日関係者)
過去には“続編嫌い”を公言してきた木村だが、『BG』には並々ならぬ熱意を注いでいるようだ。
「代表作である『HERO』(フジテレビ系)の続編オファーがあった際も『かなり迷った』と語るなど、イメージが固定されることを懸念して、今までの木村さんは続編にかなり慎重でした。
しかし、木村さんは『BG』で演じる島崎という役の“未完成”な部分に引かれていることもあり、時間をかけて一緒に育てていきたいと考えているそうです。第1シーズンの撮影終了時の打ち上げではスタッフに『絶対またやろう!』と呼び掛けるなど、かつてないほど続編に前向きな作品なのです」(前出・テレビ朝日関係者)
そして、木村の熱意を受け、テレビ朝日はシーズン3“その先”を見据えているという――。
「テレ朝は、『BG』を『相棒』に続く人気シリーズとして育てていきたいそうです。超多忙な木村さんだけに、数年スパンで新シリーズを制作していく方向でオファーしていくといいます。
また『相棒』は水谷豊さんが47歳のときにスタートし、20年近く続く長寿シリーズになりました。ちょうど今47歳の木村さんにテレ朝上層部としては『BGを“令和の相棒”に!』という思いを重ねているのでしょう」(前出・テレビ朝日関係者)
木村も“相棒超え”をにおわせるような発言をしている。
《テレビ朝日さんにはシリーズ化されているドラマがたくさんありますが、その継続スタンスと努力、チームワーク、残されてきた結果と比べると、『BG』はまだまだ赤子のようなもの。しっかりとした内容や世界観をつくり、継続させる意味を持たせないと他のシリーズ作品に失礼だと思う》(『月刊ザテレビジョン』’20年5月号)
50代を目前にして、新たな代表作を手にした木村。島崎が右京さんを超える日が来るかも!?
「女性自身」2020年8月11日号 掲載