竹内結子さん(享年40)が9月27日に逝去してから1週間ほどがたつ。竹内さんは少女時代のほとんどを埼玉県で過ごした。
いまも多くの親戚や知人が埼玉県に住むが、彼らがいまいちばん心配していることが、“残された2人の子供たちは誰が養育していくのか”ということだという。
竹内さんは05年に中村獅童(48)と結婚。同年に第1子となる長男を出産したが、08年に離婚した。そして19年に中林と再婚。今年1月に第2子となる次男を出産していた。
「上の14歳の男の子は、いまのご主人の中林さんの実子ではないわけですし、下の子供は、まだ生後8カ月ぐらいですからね。その2人ともを、まだ若い中林さんが育てていくのは難しいのではないでしょうか。私たちは、結子の姉が引き取って育てるのがいいように思うのですが……」(母方の親戚女性)
だが実は、残された夫・中林大樹(35)は、静かに決意を固めているのだという。中林の知人はこう語る。
「中林さんは2人の子供を、ほかの人に預けることは考えていないと思いますよ。確かに“実父・実子”という関係ではありませんが、長男くんは、中林さんを深く信頼しているのです。結子さんと結婚する前から、彼のことを“パパ”と呼んでいたぐらいですからね。
中林さんの趣味はサーフィンですが、結婚後は長男くんの休日に合わせて、サーフィンを教えるために海へ行っているんです。今年の夏も2人きりで、千葉の海でサーフィンに励んでいたそうです。長男くんも筋がいいし、中林さんの教え方も丁寧なので、かなり上達しているとか」
竹内さんと中林は、同じ所属事務所の先輩・後輩という間柄。’09年公開の竹内さんの主演映画『ジェネラル・ ルージュの凱旋』で初共演したことをきっかけに知り合い、後に真剣交際へと発展していったという。
竹内さんが再婚を決断した理由の1つが、当時13歳の長男の後押しだったという。再婚を公表するコメントで、竹内さんはこうつづっている。
《将来を話し合う中で、『3人一緒になればこれから楽しくなるね』と息子が背中を押してくれたこともあり、このような運びとなりました》
第2子に恵まれた後も、家庭は円満だったようだ。今年9月1日に「サッポロ一番」のPRイベントに登場した際も、竹内さんは笑顔でこんなエピソードを語っている。
「お湯を沸かすのもハラハラしながら見守っていたうちの子が、自分でサッポロ一番を作るようになって。夫といっしょに夜食を囲んでひそひそ男の話をしたり……」
中林の実父・Aさんは、奈良県にある医薬品原料卸売会社の会長を務めている。竹内さんの家族葬が営まれた翌々日、Aさんは本誌の取材に、息子の“決断”について明かした。
「突然のことですからね……。家族みんなが憔悴しているのですが、特に大樹が憔悴しきっている状態です。
しかし、そんななかでも大樹は、こう言っているんです。『2人の子供たちを結子の分も育てていきたい。でも彼らを守るためには一生懸命頑張らないといけない。僕が子供たちを育て上げることが、結子がいちばん喜ぶことなんだ』と。
ただ下の子もまだ小さいです。だから中林家としてもみんなでフォローしていきたいと思います。
大樹の精神面のサポートも必要ですよね。いまの彼にはどんな言葉をかけても心に届いていない状態です。まず大樹が、子供たちを守っていけるように立ち直ってもらわないと、と考えています。
つらいでしょうに上の子も気丈にふるまっています。いま中学3年生ですが、『(高校への)進学も頑張ります』という言葉を聞いて、なんとも言えない気持ちになりました……」
成長していく2人の子供たちの姿が、シングルファーザーとなった中林の活力になり、また天国にいる竹内さんを笑顔にすることを願いたい。
「女性自身」2020年10月20日号 掲載