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「昨年に続き、今年も天皇誕生日の一般参賀は中止となってしまいました。さらに、国会議員や外国大使を招いての祝賀行事も中止になりました。ここまで大幅に縮小となったのは、コロナ禍の国民生活を心配される天皇陛下ご自身のお気持ちを反映してのことでしょう」(皇室担当記者)
2月23日、天皇陛下は61歳の誕生日を迎えられる。祝賀行事は縮小となるものの、静かにお祝いする雰囲気にはなりそうにないという――。
「誕生日を前に、陛下は記者会見に臨まれます。記者からの質問は事前に宮内庁側に伝えられるのですが、その中に眞子さまの結婚についての質問も含まれているのです。天皇陛下ははたして、眞子さまと小室圭さんについてどのような発言をなさるのか、注目が集まっています」(前出・皇室担当記者)
昨年11月に眞子さまが発表された文書では《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております》との記述があった。
「もし会見で陛下が『お二人の気持ちを尊重します』といったお言葉を述べられれば、眞子さまと小室さんの結婚は完全に“お墨付き”を得たことになってしまいます。陛下には小室さんについていっさい言及しないでほしい――。秋篠宮さまはそう願っていらっしゃるでしょう」(前出・皇室担当記者)
■陛下と秋篠宮さまに会見をめぐる因縁が
しかし、陛下と秋篠宮さまは、会見をめぐって浅からぬ“因縁”がある。'04年5月、陛下は当時療養中だった雅子さまについて、次のように述べられた。
「それまでの雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」
この年の7月、雅子さまは適応障害と診断されている。外交官としてのキャリアを生かした国際親善より、ただ“お世継ぎ”を産むことだけを求める声が強く、大きな精神的負担になったといわれている。
雅子さまを守ろうとされた陛下の勇気ある発言だったが、その半年後、なんと秋篠宮さまは自身の誕生日会見で「記者会見という場で発言する前に、せめて陛下と内容について話をして、そのうえでの話であるべきではなかったか」と苦言を呈されたのだった。
弟宮からまさかの、はしごを外すような発言……。雅子さまを取り巻く環境は大きく変わることはなく、回復は平成の終わりまで待たねばならなくなった。
「しかし、天皇陛下はもう、当時の秋篠宮さまの発言を遺恨に思われてはいないでしょう。むしろ、あの“人格否定発言”の一件から、記者会見での一言がどれほど大きな影響を及ぼすかを実感されていらっしゃいます。眞子さまの結婚問題についても、できるだけ言及を避けられるのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
ついに天皇陛下まで巻き込むことになってしまった眞子さまの結婚問題。秋篠宮家の知人はため息交じりにこう話す。
「普通の家庭なら、小室さんの母の佳代さんが、息子に結婚を辞退するように強く勧めることがあってもいいはずです。しかし、そういった動きはまったくありません。もちろんご本人同士の意思が大切ですが、眞子さまの結婚後を心配され、秋篠宮さまが結婚に難色を示されるのも無理はないことだと思います」
弟宮・秋篠宮さまが訴える窮状に、天皇陛下はどのように応えられるのか――。
「女性自身」2021年2月23日号 掲載