「ドラマの人気の理由は、多部さん演じる主人公への共感でしょう。ファッションもかわいいと女性視聴者のハートをわしづかみにしていて、多部さん自身も楽しんで衣装合わせをしているそうです」
TBSの関係者がそう話すのは、多部未華子(31)の主演ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)について。いま『半沢直樹』に次ぐ絶好調ぶりを見せている。
「回を追うごとに視聴率は右肩上がりで、8月18日放送回は16.6%を記録。TBS内では“20%も夢じゃない”と、今後の視聴率の伸びに期待が寄せられています」
ドラマは製薬会社でバリバリ働くが家事は苦手なメイ(多部)が、大森南朋(48)演じる“おじさん家政夫”ナギサを雇ったことをきっかけに、人生を見つめなおしていくストーリー。作品中でメイは“ナギサさん”に頼りきりだが、ドラマの収録合間にも、多部が大森に“悩み”を打ち明けているという。
「多部さんといえば、昨年10月に結婚したばかり。新妻として家事と仕事の両立に悩むことがあるようなんです」(ドラマ関係者)
確かに写真家の熊田貴樹氏との結婚当時、本誌が多部の母親を直撃すると……。
「家事については……、どうでしょう(笑)。私はそんなに(娘に)料理を作ってもらったことはありませんが、これから頑張ると思いますよ」
と、結婚前は家事が得意ではなかったことを明かしていたが……。
「ただでさえ多忙な女優さんですから毎日、完璧に家事をこなすのは大変なんでしょう。掃除も1カ所始めるとすべてが気になってかなり時間がかかってしまうタイプだそうです。効率的にやるのを日々の目標にしてはいるそうなんですが……。高性能の家電に頼ったりもしているそうですよ。ドラマのように『おじさんでも全然いいから、うちにも来てほしい!』と、大森さんにこぼしていました」(前出・ドラマ関係者)
ちなみに、作品中では“スーパー家政夫”を演じている大森の家事力はというと……。
「自粛期間中の話になり、多部さんが『毎日自炊せざるをえなかったからやってました』と言っていたのに対し、大森さんは『料理は奥さん(女優の小野ゆり子)がやってくれるからあまりしないけど、掃除とかマスク作ったりしていた』と返していましたよ。でも『できれば家事はやりたくないよね(笑)』って、2人でドラマの主人公の気持ちに共感し合っていました(笑)」(前出・ドラマ関係者)
働く女性の悩みを体現して高い支持を得ている多部。自身も、悩みをシェアできる頼れる共演者に支えられているようだ。
「女性自身」2020年9月8日号 掲載