堺雅人(46)主演のTBS日曜劇場『半沢直樹』の快進撃が止まらない。7月19日にスタートしてから、4週連続で世帯平均視聴率が22%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)超えを記録している。
各メディアによると、第1話から22.0%と好発進し、第2話は22.1%、第3話は23.2%と右肩上がりに。8月9日に放送された第4話は、22.9%だったという。
「第3話は今期放送されたドラマの中で、最高視聴率を記録しました。当初より3カ月遅れでスタートしたことで、かえって視聴者の期待度が増したようです。また放送直後に、Tverなどでの見逃し配信を行わない方針も高視聴率の要因でしょう。地上波でも第1話以外は各話のダイジェスト版のみ放送する徹底ぶり。そうした戦略から、リアルタイムで視聴する人が多いのでしょう」(テレビ誌ライター)
また香川照之(54)、市川猿之助(44)、片岡愛之助(48)といった、歌舞伎俳優のインパクト満点の演技も見どころだ。
IT企業「スパイラル」の買収を巡る闘いが完結した第4話では、取締役の大和田(香川)が部下の伊佐山(市川)に裏切られる一幕も。香川と市川の“従兄弟対決”は、視聴者を楽しませたようだ。
伊佐山は大和田に向かって「あんたのせいだ。…くだらん土下座のせいだ!」と「土下座」を連呼し、前作屈指の名シーンとなった、大和田の“黒歴史”を蒸し返す。極めつけには、大和田に「土下座野郎」と捨て台詞を吐き捨て、Twitterでも盛り上がりを見せた。
そんなTwitterの流れに香川本人も“便乗”。9日の4話終了直後に、Twitterのアイコンを「土下座姿」に変更し、こうツイートした。
《皆さま、第4話はご覧いただけましたか? 従兄弟漫才はどうでしたかwww? それにしても…今週も汚い言葉を連発してしまい、本当に申し訳ございませんでした。つきましては、再びアイコンを変更し、画像の中からも深くお詫びを申し上げます。来週からの更なる怒涛の展開、どうぞお楽しみに!》
「大和田というキャラクターは、続編ストーリーの原作には登場しません。ですが前作で“伝説の土下座”が話題に上ったこともあり、必要不可欠な存在に。第2話で香川さんが披露した、『お・し・ま・い・death』と言いながら首を斬る素振りはアドリブ。香川さん自身も、役になり切ることを楽しんでいるそうです。
毎話、必ず視聴者の話題になるシーンが“お約束事”のように入っています。ドラマだけでなく、Twitter上で話題のシーンに反応しながら見る視聴者も多いようです。リアルタイムで見ている人も多く、ネットの“お祭り”に参加しているような感覚なのでしょう。非常にTwitterとの親和性が高いドラマと言えるでしょう」(テレビ局関係者)
“半沢祭り”はまだまだ終わらなさそうだ。