(写真:ロイター/アフロ・23日午後6時からロックダウンされた英ウェールズの港町テンビー。出歩く人はいない)
英マンチェスター在住の学生、カリーズ・アン・イングラムさん(22)が、新型コロナウイルスによる自己隔離規則違反で有罪となり、6,600ポンド(約90万円)の罰金が科された。Ther Sunなど、英国の複数のメディアが伝えている。
イングラムさんは今月12日、家族に会うためにジャージー島へ渡航。空港での検疫で、彼女の近くに座っていた乗客が新型コロナウイルスの陽性反応を示したため、自己隔離を命じられた。しかし、イングラムさんは外食したり、買い物を楽しんだり、友人を訪ねたりと命令を完全に無視。レストランで撮った写真をソーシャルメディアに投稿するなど、全く悪びれずに普段通りの生活を送った。当局が彼女の自宅を訪ねても、いつも外出中。追跡チームが何度も電話をかけてようやく確保し、彼女は逮捕された。
イングラムさんは自己隔離規則違反で有罪を認め、罰金の支払いを命じられた。当局の追跡・モニタリングチームを率いるキャロライン・マフィア氏は、「自己隔離の必要性を知らされたにもかかわらず、他の島民の健康を危険に晒したことは大変遺憾です。陽性患者に直接的に接触したと確認された人は、公衆衛生上の助言に従い、法を遵守することの重要性を理解しなくてはなりません」とコメントした。