「彼女は私のヒーローよ」
英ランカシャーに住むベッキー・グリーンさん(32)は、娘のジェシカちゃん(7)を膝に乗せ、誇らしさと愛しさでいっぱいの表情を見せる。彼女はこの7歳の娘に命を救われたのだ。THE SUNなど、英米の複数のメディアが伝えている。
先月26日、ジェシカちゃんは体調が悪かったため学校を休み、リビングで映画『グリンチ』を観ていた。その時、母のベッキーさんが突如発作を起こし、意識を失ってしまったという。
ジェシカちゃんは母を起こそうと顔に水をかけ、心肺蘇生術をスタート。そして、母の携帯電話で救急車を呼んだという。
ベッキーさんが意識を取り戻したとき、彼女の目に飛び込んできたのは救急隊員と、うろたえるジェシカちゃんの姿だった。病院に運ばれたジェシカさんは複数の検査を受け、1週間後にてんかんの診断が下りたという。
救急隊員から、ジェシカちゃんが驚くほど的確な行動をしていたことを聞いたベッキーさんが「ママにしてくれたこと、どうやって知ったの?」と尋ねると、ジェシカちゃんは「YouTubeでやってるのを見たの」と答えた。
「娘は私が死にかけていると思って心肺蘇生をしてくれました。YouTubeで見て、心臓マッサージのときには自分の全体重をかけなければならないということも知っていたんです。本当に、彼女は私のヒーローです」とベッキーさんはインタビューで語った。