お笑いコンビ・サンドウィッチマンが3月20日、宮城県の航空自衛隊松島基地で行われた東京五輪の聖火到着セレモニーに出席した。ギリシャで採火された聖火が、式典後に「復興の火」として石巻市にある石巻南浜津波復興祈念公園の聖火展示会場へ運ばれた。
そこで生じたハプニングを、見事カバーしたサンドウィッチマンの“神対応”が話題だ。
同県出身で聖火リレー公式アンバサダーのサンドウィッチマンは、ランタンに納められた聖火をバスに乗って会場へ届けた。その聖火をスタッフらが展示用の聖火皿に移そうとしたが、強風が吹いていたため難航。ランタンの火が2度も消えてしまうというハプニングが起こった。
そんななか、司会者が「サンドウィッチマンさんにお話を聞いてみましょう」と登場。「基地から聖火と一緒ですが、どんなお気持ちですか?」と問われた伊達みきお(45)は、「我々自身に燃え移らないか心配だった」と笑いを誘った。点火するまでの約25分間を、サンドウィッチマンがトークやコントで繋いだのだ。
その後、伊達と相方・富澤たけし(45)はブログを更新。2人はハプニングの一部始終が、『ゴゴスマ』(CBCテレビ)で生中継されていたことを知らなかったと明かした。
伊達は《まさか…あれが中継されていたとは。。。焦った焦った》と綴った。
富澤も《は!? テレビで生中継!?聞いてないよ!? 放送禁止用語とか言ってないよな!? おそらく大丈夫だと思いますが、長時間あの様子が流れていたと思うとゾッとしました…》と振り返った。
そんなサンドウィッチマンに、《神対応さすが》《素晴らしい》と称賛の声が相次いでいる。
「サンドウィッチマンさんは、11年に起きた東日本大震災直後にラジオ出演しました。バラエティ自粛ムードが漂うなか、被災者にどのようなメッセージを届けるか直前まで悩んだそうです。ですが、『俺たちの仕事は人を笑顔にさせること』と決意。ショートコントから開始したラジオは、とても喜ばれました。また2人が病院に出張ラジオ局を設けて、入院患者や家族の思いに耳を傾ける『病院ラジオ』(NHK)も好評。デリケートな場でも暗いムードを払拭できるのは、自らの立場を理解した上で人を思いやる姿勢の賜物でしょう」(テレビ局関係者)
危急の場面で芸人の“プロ魂”を見せたサンドウィッチマン。ますます好感度を上げたようだ。