《ここまで怒ったことはないんですが、これは本気のケンカ》
《1年半ぐらいずっと連絡を取っていない時期があった》
浅田真央(30)が7日に放送された『とくダネ!』(フジテレビ系)のインタビューでこう打ち明けた。怒りの矛先は、なんと彼女の実父。
「番組のなかでは、原因や時期については触れませんでした。しかし、“やはりあの一件が原因では”と関係者間ではささやかれています」(テレビ局関係者)
“あの一件”とは’15年に一部週刊誌で浅田の父親と当時の交際女性とのトラブルが報じられたこと。
「真央さんのお母さんは’11年に病気で他界しています。真央さんは交際女性がいるのを知らなかったようで、その存在にもショックを受けたようですね。それにこの時期は、真央さんが1年の休養を経て現役復帰を決めたころ。再出発に泥を塗られたわけですからね。かなり怒っていたそうです。怒りのあまり父に渡していた生活費を入れるのをやめた、とも報じられました」(スポーツ紙記者)
しかし、ここまでこじれた父娘の仲が、現在は良好だというのだ。真央が30歳になったのを機に発売されたばかりの『浅田真央 100の言葉』(扶桑社)でも、父が4ページにわたってインタビューに答えている。
■「世界に一人のお父さんだから…」
「本の中でお父さんは、真央さんの幼少時代やお母さんが闘病していたときのこと、そして家族葬のことなど、初めて明かすエピソードを語っています。現役時代は“パパが見に来ると気持ちが緩んじゃう”と言われ試合会場に行っていなかったそうですが、引退後、真央ちゃんがサンクスツアーを始めてからは“来てね”と言ってくれるそうですよ」(スポーツ紙記者)
1年半の“確執”の和解のきっかけを、真央自身は冒頭の『とくダネ!』でこう話している。
《とある方から“世界に1人しかいないお父さんだから許してあげて”と言われて、そうだな、と》
距離を置いていた期間の反動だろうか。真央はいまでは父をとても大切にしているという。
「お父さんの還暦祝いに一緒に京都旅行をしたそうです。お父さんは現在61歳前後ですから、旅行したのはこの1~2年のこと。旅行のプランは真央ちゃん自身が考えてセッティングしたとか。
実は彼女、CMや雑誌の撮影でたびたび訪れていることもあって、京都が大好き。自分のお気に入りの場所にお父さんを連れていって喜んでもらい、2人の間に残る、わだかまりを完全に解消したいという意図もあったのではないでしょうか」(フィギュア関係者)
最近では“アイスリンクをつくる”という目標を掲げている浅田。再び結束した家族のバックアップを受けながら、30代の夢を実現させるに違いない。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載