米国時間21日の夜、テキサス州ヒューストンで銃撃事件が発生したと米メディアのワシントンポストが報じている。現場は理髪店で撃たれたのは理容師。容疑者はその日、店で散髪してもらった少年の父親だという。
保安官事務所の発表によると事件当日、13歳の少年は父親に連れられてヒューストン郊外の理髪店にやってきた。髪を切ってもらい、何事もなく店を後にしたが、その日の夜に親子は再来店。父親は理容師に息子の髪型について苦情を言い、無料で手直しをさせたという。息子を先に車に乗せた後に父親は理容師と口論を始めたかと思うと銃を三度発砲し、息子を連れて逃走した。
理容師は腹、脚、腕の三カ所を撃たれたが、幸いにも急所を外していたため命に別状はないという。
親子は現在も居場所がわかっておらず、警察による捜査が続いている。容疑者は黒人男性で、ホンダのアコードと見られるグレーの4ドアセダンに乗っていたという。
ハリス郡警察署のワレス・ワイアット刑事は「13歳なら、名乗り出て何があったかを語らなくてはならないと知っているはず。父親も、良い父親になるためには名乗り出て真実を語るべきだ」とコメントした。