「あれ、佳子さまじゃない?」
観客席からは、そんなささやき声が漏れた。10月初旬、東京都内の市民ホールで開かれたダンスの発表会に、秋篠宮家の次女・佳子さまが“お忍び出演”されていたのだ。
「“ヘソ出し”のノースリーブ衣装や、ヒョウ柄の耳や尻尾をつけてネコになりきる演目もありました。また、生バンドの演奏に合わせて即興のダンスを披露するコーナーでは、佳子さまは自信満々にステージ前方に躍り出て、高速ステップを披露されました」(観客の女性)
9月には初の海外公式訪問も果たされ、ご公務の幅を広げつつある佳子さま。一方でダンスへの情熱は消えるどころか、さらに燃えさかっているようだ。
「高校の文化祭出演でダンスにのめり込まれた佳子さまは、大学でもダンスサークルへの入会を望まれていました。しかし、警備上の懸念や紀子さまの反対もあり、その希望は叶わなかったのです」(皇室担当記者)
もう一度ステージへ――。諦めかけた夢を叶えてくれたのが、現在所属されているダンススクールだった。しかし、練習場所となる郊外の公民館は、ICUからも、秋篠宮邸からも車で約1時間かかる。佳子さまはなぜ、このダンススクールを選ばれたのだろうか?
「佳子さまはスクールの代表を務めるYさんの考え方に、強く共感されているようなのです」
そう語るダンス関係者は、Y氏の人柄についても語ってくれた。
「世界大会にも出場した実力者で、生徒の子供たちから慕われる人望も併せ持っています。40歳の既婚男性で、フィギュアスケート選手・高橋大輔似のイケメンです。かつては“不良の趣味”と見られることもあったストリートダンスですが、Yさんは“ダンスを通じた人間教育”をライフワークにしているのです」
今回の発表会でも、Y氏は出演者が全員壇上に集まったフィナーレのあいさつで、こう語っていた。
「僕は子供たちに、ダンスを通じて主体的に考え、行動できるようになってほしいんです!」
5分以上にわたり熱い思いを語るY氏。佳子さまは深くうなずきながら、その話に耳を傾けていた。さらにダンスの演目にも、Y氏のメッセージがこめられていたという。
「佳子さまがネコの衣装で登場した演目では、ほかの出演者もサルやイヌ、ゾウといった動物の衣装で踊り、最後に子供たちがひらがなの書かれたボードを掲げました。それは『こせいがあっていいじゃない』というメッセージでした」(前出・観客の女性)
最近になって佳子さまの言動はにわかに注目を集めている。今年3月、ICU卒業に際して綴られた文書では、眞子さまと小室圭さんの結婚について《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい》と賛成意見を表明。また、ご自身の結婚についての質問には《今後も含めお答えするつもりはございません》と、回答を拒否されたのだ。
「ここまで批判を恐れずにご自身の意見を貫かれたり、回答を拒否されたりする方は、これまで皇室にはいらっしゃいませんでした。眞子さまに負けず劣らず “わが道”を行く佳子さまの言動の数々に、紀子さまも困惑されているようです」(皇室ジャーナリスト)
佳子さまの“奔放”ぶりには、Y氏の影響があるのか――。本誌はY氏に、佳子さまを指導することになった経緯を取材しようとしたが「生徒のプライベートに関することはお応えできません」との返答。それ以上の回答はえられなかった。
前出の観客の女性は、発表会でこんなシーンを目撃していた。
「最後のあいさつでYさんは『10年後も、このステージにみんなと立ちたい』と宣言しました。すると壇上の佳子さまは、右手でガッツポーズを作られたのです」
10年後もY氏と一緒に踊りたい――。佳子さまはそんな決意を胸に秘められているのだろうか。