この週末、道内各地で夜空を彩った花火。 ことし、多くの花火大会が中止となるなか、少しでも北海道を元気にしたいというメッセージが込められていました。
1日午後8時、札幌市手稲区。
夜空にあがる花火を特別な思いで見届けるのは小樽で花火会社を営む鳴海正之さん。
TAIRIN鳴海正之社長「北海道を元気にしたい。
みなさんに花火を見ていただいて、元気になっていただきたい。」
花火大会やイベントの相次ぐ中止で3月から7月の仕事はほぼゼロになったといいます。
そんな鳴海さんらが中心となって企画したのは、道内25か所で同じ日、同じ時間に一斉に打ち上げられるサプライズ花火。
江戸時代、悪疫退散などを祈願してあげたといわれる打ち上げ花火。
今回は新型コロナの一日も早い収束を願って地元企業などが賛同して実現しました。
一方、稚内でもある特別な催しが開かれました。
「最北端・宗谷岬での花火大会」です。
徳田晃一さん「大変迷ったんですよ。全てのイベント中止ってことで、やっていいのかなと思いましたけど何とか子どもたちを楽しませるようなことできないかなと。」
日が暮れて・・・札幌でも打ち上げの準備が整いました。
「楽しかった」「きれいで、ちょっとびっくりしたけどうれしかった」「こんな間近で見たことなかったんで、すっごいきれいでした。気持ち的には晴れやかになりますよね。うれしいです」
TAIRIN鳴海社長「とっても満足感と感動があります。やっぱりこれを機にみなさんに元気を出していただいて、普通に花火が見られる世の中になるといいなと思ってます。」