“レヴィア・ダービー”で印象的な活躍を残し、中盤で唯一の現役選手として抜擢
ドルトムントは現地時間27日、ブンデスリーガ第31節でシャルケとの“レヴィア・ダービー”を控えている。今季優勝を奪還するうえでの大一番を迎えることになるが、ブンデスリーガ公式サイトは「レヴィア・ダービーの歴代ベストイレブン」と銘打ち、ダービーマッチで活躍した両チームの歴代の選手たちで布陣を形成。現在ベジクタシュに期限付き移籍中の日本代表MF香川真司も選出されている。
記事では、3-4-3システムを導入。指揮官に任命されたのは現在リバプールで優勝争いを演じているユルゲン・クロップ監督だ。GKは1998年から1年間をシャルケ、99年から4年間をドルトムントで過ごした元ドイツ代表GKイェンス・レーマン氏が抜擢された。3バックには左からDFリチャード・ウォサブ氏(元ドルトムント)、ASモナコのDFナウド(元シャルケ)、元ドイツ代表DFオラフ・トーン(元シャルケ)が並んでいる。
中盤は4枚となっており、アンカーにはMFクラウス・フィヒテル氏(元シャルケ)、トップ下には現在ドルトムントのスポーツ・ディレクターを務める元ドイツ代表MFミヒャエル・ツォルク氏(元ドルトムント)、左セントラルハーフにはMFインゴ・アンダーブリュッゲ氏(元ドルトムント&シャルケ)、そして、右セントラルハーフには香川が配置されている。
3トップは左から元ドイツ代表FWローター・エメリッヒ氏(元ドルトムント)、元ドイツ代表FWクラウス・フィッシャー氏(元シャルケ)、現在アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの顔ぶれとなっている。
初のダービーでは2ゴール 「衝撃的な存在感を自身でアピール」
記事では、中盤で唯一現役選手からの抜擢となった香川について、初のダービーマッチで見せた度肝を抜くパフォーマンスについて言及している。
「彼は、リーグ戦わずか4試合目で迎えた初のレヴィア・ダービーで2ゴールを叩き込み、衝撃的な存在感を自身でアピールした。ドルトムントの歴史における彼の座は、即座に保証されたに等しかった。日本人のパイオニアはドイツで素晴らしいスタートを切り、ドルトムントが迎えた栄光の時代でリーグ連覇を祝った」
2010年の加入初年に臨んだ“レヴィア・ダービー”でいきなり2ゴールを奪い3-1の勝利に貢献した活躍に触れ、「彼が49 試合で決めた21ゴールはドルトムントの歴史に刻まれており、14年に彼がチームに帰還した際、ファンは狂喜乱舞した」と伝えている。
現在ベジクタシュに期限付き移籍している香川は、今季終了後の去就が不透明になっている。現地の報道では、“レヴィア・ダービー”でゴールを量産してきた宿敵シャルケへの移籍も取り沙汰されており、その動向に注目が集まっているが、香川がドルトムントファンに最も愛された選手の1人であることには間違いない。
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