写真:矢印が菅真理子さん
いわゆる「モリ・カケ問題」に加え、「桜を見る会」では “半グレとツーショット”。第二次安倍政権の7年8カ月間、昭恵夫人の行動は、必ずといっていいほど政権を揺るがす事態につながった。
「昭恵さんは、アメリカ流の “ファーストレディ” に憧れていたんですよ」
そう語るのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。
「アメリカでは、大統領夫人になった途端、NPО団体の理事など10個以上の役職につき、なかば公人としての役割を背負います。
一方、自民党で長らく理想とされてきたファーストレディ像は、地元に密着し、陰で夫を支える人です。ファーストレディが夫よりも前に出ると、『余計なことをするな』と批判されます」(有馬氏)
その点、以下でご紹介する次期ファーストレディ候補の5人の夫人たちは、全員が “自民党の理想タイプ” だという。
「唯一、石破佳子さんは、2018年に積極的にメディアに出ていましたが、それも夫の総裁選出馬を助けるためでした。しかし今後は、国が夫人の立場を支援する “アメリカ式” もアリだと思いますよ」(同前)
“大和撫子”と“アメリカ流”、どっちがいい?
【次期ファーストレディ候補の全評判】
●菅真理子さん/夫・菅義偉氏
「菅先生がまだ小此木彦三郎代議士(故人)の秘書を務めていたころ、手伝いに来ていた夫人を見初めたそうです。夫人は誰にでも優しくて、事務所スタッフにとっては癒やしの存在でした」(後援会関係者)
謙虚で控えめ、という声も多い。
「20年来ショートカットで服装も地味。地元議員の“婦人会”にも出席されません。毎日のように横浜の自宅から赤坂の議員宿舎に通い、菅さんの身の回りの世話をしているそうです」(地元関係者)
●石破佳子さん/夫・石破茂氏
慶應義塾大学を卒業し、商社の丸紅に就職した才媛。過去に複数のメディアで、赤裸々に夫婦関係を語っている。石破氏とは学生時代に知り合い、「手紙をマメに書いてくれました。じつはその手紙、今でも保管しています」という。
また、夫婦円満の秘訣は「ほぼ毎日電話していること」。一方、政治家の妻としての心構えについて「行動すれば、そのぶんだけ責任やリスクをともなう」とも答えている。ラブラブ度合いと責任感はトップか。
写真・朝日新聞
●麻生ちか子さん/夫・麻生太郎氏
第70代内閣総理大臣、故・鈴木善幸氏の三女として知られる。日本女子大学の家政学部を卒業後、父の勉強会で麻生氏と出会った。ちか子さんは自民党の機関紙で「主人は『(私のことを)おっ、天使が現われた』と思ったんだそうです」と語っている。
「麻生さんは恐妻家のようで、会食中に自宅から電話があると『はい、ママ!』と答えてすぐ帰ってしまう」(自民党関係者)
一方、ちか子さんにとって麻生氏の好きなところは「不良っぽいところ」
●河野香さん/夫・河野太郎氏
群馬県の名家の生まれ。オーストラリアからの帰国子女で、小学校5年生で日本の小学校に編入した。
夫・河野氏のメールマガジンによると、2002年に河野氏がC型肺炎を患った父・洋平氏のために生体肝移植のドナーとなる際、香さんは妊娠中だったにもかかわらず、移植に関する英語の文献を取り寄せ、熱心に読み込んでいたという。また、手術を担当する信州大学の医師に何度も手術内容を確認し、夫の体をどこまでも気遣っていたようだ
●岸田裕子さん/夫・岸田文雄氏
広島県の不動産会社経営者の長女として生まれ、広島女学院を卒業したお嬢様。1988年、岸田氏とお見合い結婚した。
「夫の岸田さんは2012年から2017年にかけて外務大臣を務め、専任の外務大臣としては歴代最長の在任期間でした。そのため、裕子さんも外遊に付き添ったり、国際的な式典に出席したりと、公の場に姿を見せています。
安倍昭恵さんと仲がよく、2016年に昭恵さんと一緒に、加計学園の国際弁論大会に出席しています」(政治部記者)
(週刊FLASH 2020年9月15日号)
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