「最近、クライアントから『おすすめの声優たちのリストが欲しい』という要望が増えています。実際にCMのナレーションなどだけでなく、タレントとしても声優の需要は増えているんです。一人ひとりに熱狂的なファンが多く、イベントをおこなえば確実に動員数が見込めるし、グッズの売り上げもこの数年右肩上がりです。
「梶と宮野が、ここ10年ほど男性声優のトップ2ですね。梶は『進撃の巨人』、宮野は『DEATH NOTE』の夜神月役でブレイクし、どちらも歌手活動もおこなっており、観客動員数は群を抜いています。花江は『鬼滅の刃』のヒットで一気に知名度を上げ、声優以外の仕事も増えていますね。現在、放映中の話題のアニメ『オッドタクシー』で、主人公の小戸川を演じていますが、セイウチのおっさんの声を違和感なく演じています。シモネタ好きでも有名ですね(笑)。女優の広瀬アリスが彼の熱狂的ファンとして知られています」(声優ライター・以下同)
「神谷と中村はキャリア20年以上のベテラン。最近では3期にわたって放送、映画化もされた『おそ松さん』で、次男の松野カラ松を中村、三男の松野チョロ松を神谷が演じて、息のあった掛け合いをしていました。
「ツダケンは声が渋く、妙にエロいんです(笑)。2020年に放送されたNHK連続テレビ小説『エール』では、ナレーションを担当しました。主演から助演の渋いオジサマキャラまでこなしつつ、ツダケン節ともいえる独特の声質と台詞回しで人気です」
「小野は子役出身で、ダニエル・ラドクリフが演じた『ハリー・ポッター』の吹き替えを12歳から担当。ミュージカル『ライオンキング』のヤングシンバも演じていました。花澤香菜との交際は2017年から。週刊誌に撮られた後、ブログで交際を認め、3年でゴールインしました。最近はCMで夫婦共演もしていました」
「櫻井は実家がお米屋さん。代々木アニメーション名古屋校から養成所を経て、1996年にデビューしています。テノールの柔らかい声質ながら、はっちゃけた演技もできます。『おそ松さん』では長男の松野おそ松役で、女性ファンから絶大な支持を受けました。
“やまちゃん”こと山寺は6月14日に、31歳年下のタレント、岡田ロビン翔子と3回目の結婚を発表して世間を驚かせました。1985年のデビュー以来、第一線で活躍し続けており、1997年10月から『おはスタ』のメイン司会者を18年半も務めました。番組内の挨拶として『おっはー!』を流行らせましたが、2000年の『流行語大賞』では、香取慎吾の慎吾ママが受賞しました(苦笑)」
「イケメン声優で写真集も売れていたり、若者に支持されるアニメのキャラクターを担当していることがランキング上位の必須条件です。女性声優と同様、イベントやコンサートなど確実に集客が見込まれます。最近バラエティーでは声優枠が設けられるケースが増えてきました。テレビ視聴者からすれば、吹き替えなどふだんは“テレビの裏方”でもあるイケメンたちが顔出ししているのは新鮮なのでしょう。アニメブームにともなって、CM起用も増えるでしょうし、彼らのさらなるギャラアップは間違いないでしょうね」
【「好きな男性声優ランキング」と、その推定CMギャラ】
1位.梶裕貴(35):125票・1300万円
2位.花江夏樹(29):123票・1200万円
3位.宮野真守(38):93票・1000万円
4位.神谷浩史(46):68票・1100万円
5位.下野紘(41):55票・800万円
6位.中村悠一(41):43票・800万円
7位.津田健次郎(50):31票・900万円
8位.小野賢章(31):29票・900万円
9位.櫻井孝宏(47):23票・800万円
10位.山寺宏一(60):22票・1800万円