8月1日、ネバダ州カテドラル峡谷から男性の遺体が発見された。指紋から、男性はロイ・ジャガーズさん(32)だと判明した。
母親の証言から、ジャガーズさんは死の直前まで近所の家にいたことが明らかとなる。数日後、地元警察は、ヘザー・ペイト容疑者(27)と同棲相手のケビン・デント容疑者(36)、元恋人のブラッド・メン容疑者(37)の3人を殺人容疑で逮捕した。
ジャガーズさんはペイト容疑者の家でベビーシッターをしていたが、子供がケガをしたことをきっかけに関係が暗転する。
事件当日、呼び出されたジャガーズさんはペイト容疑者と今カレに暴行され、拘束。車で同州南部の砂漠に連れて行かれると、そこに元カレも登場。
怯えるジャガーズさんは、3人から残忍な拷問を加えられた。報道によると、手錠をかけられたうえで、ガスバーナーの火であぶられ、斧やナイフでさんざん痛めつけられたという。
その後、衰弱したジャガーズさんは近くの峡谷に連れていかれ、裸のまま断崖から落とされた。遺体には銃弾も撃ち込まれている。
3人が罪を犯したのは、これが初めてではない。
ペイト容疑者は、違法ドラッグで2012年に逮捕されている。今カレは児童虐待と銃の不正使用で逮捕され、今年はじめに出所したばかり。元カレもまた、一般人に銃を向けたことで逮捕されている。
ジャガーズさんは10代の頃から太極拳とカンフーを習っており、武道のインストラクターになるのが夢だった。アニメも好きで、サックスを演奏したり、キャンプを楽しんだりしていた。
一緒に暮らしていた母親は、「いつも私の部屋で、何時間もたわいのない話をしていました。寂しくて、苦しくて仕方ない」と悲痛なコメントを残している。
また、父親は「残酷すぎる、どうしてこんなことができるのか」と訴えた。
現在3人は勾留中だが、担当検事は極刑の可能性を示唆している。フェイスブックには「犯人も同じように苦しむべきだ」など、怒りの声が多数あがっている。
悪魔のような女と、恋人たちが起こした、恐怖の拷問事件だった。
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