1月26日、マッチングアプリで知り合った女性を自宅に連れ込み「殺す」などと脅してワイセツな行為をしたとして、警視庁に強制性交罪の疑いで再逮捕された、元ホストの小柳出竜也容疑者(30)。2017年頃まで小柳出容疑者と歌舞伎町にあるホストクラブで働いていた元同僚のホストが、こう語る。
「私たちが所属していたのは大手グループ系列の大箱で、ヴィジュアル系ホストが多く在籍する有名店Xです。小柳出は、『翼』と名乗っていました。
性格はとにかく短気で暴力的だし、態度も最悪で。気に入らないことがあるとすぐに、『殺す、シメる』と、同僚はもちろん、お客様にも大声でわめいていました。それでも、ルックスが抜群だったので、売り上げトップ3の常連でしたよ。
その後、同店から独立して別グループ系列の新店舗を出した(ホストクラブ経営者でタレントの)ローランドさんに引き抜かれて、移籍することになったんです」
新店舗では、“ローランド一押し” のホストとしてテレビ出演もした。だが、移籍から1年もしないうちに、解雇された。
「お客様からの苦情のほとんどが、彼の暴力行為。売り上げはそれなりにあったようですが、ローランドさんの耳に悪評が入り、あっさりクビになったようです。
クビになったことが不満だったのか、指名してくれていたお客様に、『ローランドを殺す』みたいなラインを送ったと聞きます。でも、この話が広まって、彼は他店への移籍もできなくなったんです」
じつは小柳出容疑者は、3年前にも女性客への暴力騒動を起こしていた。被害者Aさんの友人が語る。
「殴られたAちゃんは、顔にあざができていました。小柳出がXにいたときのことなので、あざの写真(冒頭)は、今から3年くらい前のものです。彼女が殴られた理由は、ほかのホストクラブに行ったのがバレたこと。店の前で、ほかの従業員が止めてくれたそうです。
それ以降、Aちゃんはホストクラブに通うのをやめたようですが、『顔のあざのせいで働けないから、どうしよう……』と言ってました。彼女も風俗店勤務で、顔に傷があると働くのは厳しいから。半年くらいしても傷は残っていて、『いつもコンシーラーであざを隠してる』と言ってました。
結局、Aちゃんは被害届を出さずに終わりました。小柳出は、お店から、怒られたようですが……。彼はDV男だと、私が指名していたホストからも聞いたことがあります」
じつは小柳出容疑者は、バンドマンとしても活動し、ファン女性に貢がせていた。売れないバンドマン時代に小柳出容疑者と知り合い、かつて男女の関係にあったBさんが、当時の様子を明かした。
「小柳出容疑者と知り合ったのは、マイナーバンドマンたちとの飲み会で、2013年のことです。高身長に、天然美形のぱっちり二重で鼻も高い “整形顔” で、体臭の感じから『ハーフかな?』と思いました。承認欲求が強くて人気者になりたいタイプで、とにかく “俺はすごいアピール” が激しかったです。
私と遊んでいたころは無職で、バンギャ(追っかけの女性)に貢がせて生活してたけど、家はなくホームレス状態でした。本人いわく、元は新宿・歌舞伎町の大手BグループのNo.1ホストで、嫌いなタイプの女性客の相手がツラくて辞めたそうです。
アクセサリーこそ高級ブランド・クロムハーツのものばかり身に着けていたけど、話し下手でつまらないし、『No.1なんてウソだ』と感じていました」
当時、Bさんが愕然とする出来事があった。
「彼が私の家に泊まった翌日に、こう言われました。
『これから池袋で貢ぎの子とご飯に行く。見た目がマジでウケるから、お前もついて来て顔を見てみなよ。一緒に笑い者にしよう。なんなら盗撮して、写メ掲示板にさらそう』
私は『人としてありえない』と思い、連絡先をブロックして、縁切りしました。暴力については、当時は聞いたことがありませんでしたが、今、私のまわりにも、彼のDV被害にあったコが複数います。
彼は典型的なモラハラ・パワハラ気質で、弱い者にだけ威張るタイプ。私に暴力を振るわなかったのは、私が彼に惚れていないのがわかっていたのと、私は気が強いタイプなので、ビビっていただけだと思います。お金も要求されませんでしたね。
彼の飲み会メンバーや他のバンドマンに聞いたら、全員一致で『性格が悪い、自慢話のオンパレード、話が二転三転する、友達ゼロ』と言ってました。そんなふうに仲間内でも嫌われている感じだから、バンドもホストも続かなかったんでしょう」
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