「胸が大きいのがコンプレックスだったんで、グラビアでデビューするのは、とにかく恥ずかしくて、見られるのが嫌で仕方なかったですね」
「『東京に遊びに行きたい』っていう感覚でオーディションを受けました。野球部員の皆さんやクラスの男子は、私のグラビアを見ているはずなのに、何も言ってこない。それが逆に恥ずかしいというか、むずがゆいというか(笑)。ある意味、放っておいてくれたから、学校とお仕事の切り替えがうまくいきました」
「1年に2冊は写真集を出していた、いい時代でした(笑)。写真集とDVDを同時に撮影するので、ロケは1週間以上。時差ボケでテスト中も寝てました(笑)。
“いそっち”といえば、ぽっちゃりしたマシュマロボディ。そのキャラを確立するまでは、悩みも多かった。
「25歳のときに、ダイエット企画をやって痩せたんです。当時は痩せなきゃいけない時代で、グラビアでもスレンダーでロリっぽいコやギャルっぽいコが主流。そのなかで苦しんでダイエットをしたら、『なんで痩せたんだ、ぽっちゃりのほうがいい』っていうファンの方が多くて。『私は、ぽっちゃりでいいんだな』って思わせてくれた。
「ある程度長くやらせていただくと、自分の見せ方や守り方がわかるものです。今でも一応、“グラビアやってます”って言えるのは、まわりの方に守ってもらえたからです。そのおかげで20年間続けられて、本当に幸運です」
「自信をつけさせてくれた存在かな。合併号や周年記念号の表紙は本当に特別感があって嬉しかったし、『私は誰かに受け入れてもらってるんだ』って思わせてくれた。
いそやまさやか
36歳 1983年10月23日生まれ 茨城県出身 グラビアのみならずバラエティ、舞台などでも活躍中。10月22日には「磯山さやかデビュー20周年感謝祭〜オンラインで乾杯!〜」を開催した。そのほか最新情報は、公式ツイッター(@sayaka23isoyama)にて
写真・福田ヨシツグ
スタイリスト・伊井田礼子
ヘアメイク・神戸春美
(週刊FLASH 2020年11月3日号)