週刊誌によるDV報道、不倫報道に端を発した騒動に、いまだ収まる気配はないーー。渦中の福原愛(32)は、2人の子供を夫・江宏傑(32)の実家がある台湾に残したまま、3カ月以上 “別居状態” を続けている。協議離婚も進んでいないとされ、日本での活動も再開の目処が立っていない。
福原は2021年1月、自身が代表取締役を務める「株式会社omusubi」を設立した。同社は、福原のマネジメントを目的に設立された、いわゆる個人事務所だが、3月下旬に本社となっている都内マンションの一室を訪ねると、ポストには目張りがしてあり、インターホンも不通になっていた。
同社の公式サイトにアクセスすると、「弊社 福原愛に関する報道につきまして」という告知が掲載されている。内容は、以下だ。
「この度、弊社代表取締役社長 福原愛に関する週刊誌報道に関しまして、福原を応援してくださっている皆様、関係者の皆様にご心配やご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。本件に関するお問い合わせは、福原愛の以下マネジメント会社にご連絡いただけますと幸いです」
そして、連絡先に「電通スポーツパートナーズ」という社名が記されていた。同社に確認すると、「福原のマネジメントにつきましては、弊社がおこなっているという認識で問題ございません」との回答だった。なんと彼女は “電通所属” のタレントになっていたのだ。
昨今、東京五輪の開閉会式の演出をめぐり、世間を騒がせている電通だが、電通スポーツパートナーズは電通のスポーツビジネス部門から分離し、電通が100%出資して設立した完全子会社だという。スポーツイベントの運営や企画、実行がおもな業務だが、アスリートマネジメントも手がけているという。
MLBやサッカー選手を始めとした世界的なアスリートを抱えることを目指していたというが、現在は福原のほか、ラグビーのエディー・ジョーンズ(61)とスポーツクライミングの藤井快(28)がマネジメント契約を結んでいる。同社の関係者が、福原との契約の経緯を語る。
「彼女が現役引退した直後から、関わりを持ってきました。それまで、表向きは父親が彼女のマネジメントをおこない、さらに彼女が父親と “絶縁” した2008年以降は、母親と兄がマネジメントをしてきましたが、実際には当社がサポートしていました。omusubiの設立支援や、スタッフの派遣などもおこなってきたんです。
彼女は国民的ヒロインですし、アジアでも絶大な人気を誇ります。さらに日本の卓球は、五輪でメダルを狙える強豪国になりましたから、彼女の引退後も、解説や全国各地で開催される卓球教室などに引っ張りだこで、まさしく “金のなる木” でした」
だが、「今回の不倫報道で、状況は一変した」と嘆く。
「これまでも、せっかく苦労して入学した早稲田大学を中退したり、家族とのトラブル、結婚の際もいろいろと問題があったのです。それでもサポートは続けていたのですが、今回のスキャンダルには、ほとほと参りました。あまりに “わからないこと” や “苦しい言い訳” が多すぎて、殺到するマスコミへの対応で、担当者も心労が重なっています。
このスキャンダルがなければ、東京五輪に向けたプロジェクトが控えていましたが、五輪が終わるまであらゆる業務が “開店休業” 状態ですね。この問題が終結するまでは、支えたいとは考えていますが……」
さすがの電通も、お手上げだ。
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